鶏卵、さんまの缶詰に続いて電気代も値上げ? 電力卸値の高騰に懸念の声 (2/2ページ)
「昨年12月半ばから電力市場が値上がりし、今年に入ると異常な高値になっています。毎年、当然のことながら夏と冬は高くなるものですが、それでも昨冬の最高値は1キロワット時当たり10円程度だったものが、1月12日にはおよそ145円と、とんでもない高値になっているんです」(経済誌記者)
理由の1つはもちろん厳冬が続いたからだが、どうも明確な理由はわかっていないようだ。LNG(液化天然ガス)の調達難によって、それを燃料とする火力発電所の電力供給体制が不安視されているのが大きな理由ではないかと囁かれているのだが、それだけでこれだけ値上がりするとは考えにくい。ただここでも、「コロナで発電所の生産力が落ちている」、「コロナでLNGを運ぶタンカーの運航が遅れている」といった指摘もなされており、ここでもコロナが禍々しく顔を出す。
そこで経産省は1月15日にインバランス等料単価について200円を上限とする措置の導入を発表したが、発電力を持たずに市場から卸販売する新電力56社が20日になって情報公開などを求める要望書を経産省に提出した。卸値の高騰が家計を直撃する日は訪れるのか。
(猫間滋)