感染者減らずロックダウン中も“コロナ差別”はない? ドイツ、感染者自ら情報共有する場面も (2/2ページ)

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 また、保育園や幼稚園では送り迎えの際、他の親と会うことも多いが、新型コロナウイルスに感染したという親に会うことも珍しくはなくなってきた。しかし、感染した親はそれを隠すことはない。どちらかというと、完治後に再び送り迎えに来た際、ほかの親と情報を共有している。

 2歳の子どもを保育園に預けているというドイツ在住でドイツ人の母親は、子どもの送り迎えの際、新型コロナウイルスに感染していたと話す何人かの母親に会ったという。そのうちの一人の母親は「最初は頭痛がしたけど、病院にすぐ行かなくて悪化した。少しでもおかしいと思ったらすぐに検査すべき」「検査して、すぐに夫と子どもと離れるべき。症状は軽度だったけど、結局、夫と子どもも感染していた」などと自身の経験から言えることを伝えていたそうだ。周りの母親も質問をするなどして、「感染経験のある母親に感謝しながら話を聞いていた」という。

 さらに、遠方に住んでいることやリスクがあることを考慮すると、親が感染した場合、子どもを祖父母に預けることは難しいが、そのための備えをしている人も少なくはない。8歳の息子を持つドイツ人の母親は、小学校が同じの別の母親から「もし自分が感染し、息子が陰性だったら、息子を預かってほしい。逆の場合はうちが預かる」と言われ、快諾したそうだ。ドイツ人の母親は「自分の身内は遠くにいるので頼れず、万が一を考えたら安心。こういったネットワークがあるのはありがたい」と話す。さらに「タイミングなどでその親に預けることが難しい場合も考え、念のため、前もってすぐに息子を預かってもらえるベビーシッターを手配済み」だそう。ベビーシッターはインターネットに書き込みをし、見つけたそうだ。

 感染者数や死者数の推移を見る限り、ドイツの新型コロナウイルスの状況は日本よりも深刻と言えよう。だが、“コロナ差別”を心配している人は少ないようだ。
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