昨年１１月の『週刊文春』（文藝春秋）で、２５歳年下の女性と５年間にわたる不倫が報じられ、芸能活動休止になった近藤真彦（５６）。２０２１年に入っても活動再開など、新たな話はまったく聞こえてこないが、ここにきて不穏な話がささやかれ出している。

　夕刊紙記者は言う。

「近藤は、いよいよジャニーズタレントの間でのタブーワードになってしまったのかもしれませんね……。１月２７日放送の『あいつ今何してる？』（テレビ朝日系）でも、非常に違和感のある場面があったんですよね」

　この日の番組では、ゲストにＶ６の坂本昌行（４９）が招かれ、プロ意識の礎を築いてくれた恩師だという、振付師のボビー吉野氏とＶＴＲを通じて再会をはたした。

「吉野氏はかつて、ジャニーズ事務所で振り付けを担当しており、坂本も指導していました。現在は、夫人とともに東京・葛飾区でダンススタジオを経営していて、そこに来ていたＫｉｎｇ＆Ｐｒｉｎｃｅの平野紫耀（２３）をジャニーズに紹介した、という近年の吉野氏のエピソードと、過去の実績や坂本の思い出にも触れました」（前同）

■ナレーションでは「近藤真彦」をコールも……

　吉野氏の現在の顔が映し出された直後、番組ナレーションでは「田原俊彦さん（５９）や“近藤真彦さん”、東山紀之さん（５４）にＳＭＡＰ。錚々たるスターを育ててきたボビーさんは……」との紹介が入り、テロップにも「近藤真彦」の名前が映し出された。

「吉野氏が近藤と関わっていたことが、はっきり紹介されました。しかし、気になるのが坂本のコメント。坂本は、コーナーが始まって早々に“トシちゃん、少年隊、みなさんが振り付けをしてもらっていた方がいる”と吉野氏を紹介。

　その後も坂本は、“（吉野氏）は元々トシちゃんのバックのジャＰＡニーズってグループの一員で”と過去の経歴を取り上げたり、“急にレッスン中にオーディションが始まって、『トシちゃんのバック、少年隊のバックの仕事があるから』今からオーディションするよって”や“レッスン中にトシちゃんが来たんですよ。初めて見た芸能人だったんですけど、トシちゃんが来て『（吉野氏が）トシおはよう』って。すごいかっこいいって思って”と、ジャニーズＪｒ．時代を振り返ったりしていました。

　このように、田原の名前は頻繁に出てきていたのですが、吉野氏と関わりがある近藤の名前が一切、坂本の口から出てこなかったんです。田原の名前が出てくるならば、キャリア、年齢的に考えても次は少年隊ではなく近藤ですよね。すでに退所していて、かつてはジャニーズ内でタブー視されていたとも噂される田原の名前は連呼したのに、近藤はいっさいナシ。どう考えても不自然ですよね……」（前出の夕刊紙記者）

■「近藤真彦さんには大変大きな失望感」

　不倫報道前は、２０１６年１０月放送の『関ジャム完全燃ＳＨＯＷ』（テレビ朝日系）でＴＯＫＩＯの松岡昌宏（４４）が「俺が前聞いたことがあるのが、マッチさんが矢沢さんのファンで『矢沢さんに曲を作ってもらいたい』『楽曲提供をしてもらいたい』と言ったんだって」と、近藤が矢沢永吉（７１）に楽曲提供を依頼したエピソードを紹介している。

「また、１６年１月の『人志松本のすべらない話』（フジテレビ系）では、当時ＳＭＡＰだった中居正広（４８）がジャニー喜多川さんの誕生日会での、近藤の息子にまつわるエピソードを披露していました。このように、近藤本人が不在の場でも、名前が出されることはたびたびあったんです。

　ただ、不倫報道後は、それが一変している印象です。ほぼ唯一、近藤のことを言及しているは、近藤に次ぐジャニーズタレントナンバー２の東山のみ。昨年１１月の１１月２２日放送の情報番組『サンデーＬＩＶＥ！！』（テレビ朝日系）で東山は、“近藤真彦さんには大変大きな失望感があります”と苦言を呈し、彼は、今年１月８日の『ダウンタウンなう』（フジテレビ系）でも、同番組の収録を近藤が行ったもののお蔵入りになったこともあって、“マッチさんがいろいろお世話になったので”とイジったことがありました」（前出の夕刊紙記者）

■事務所内でも総スカン！　引退説もささやかれる中……

　前出の夕刊紙記者は続ける。

「東山以外だと、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚの河合郁人（３３）が昨年１１月２２日の『ワイドナショー』（フジテレビ系）で“自分の大先輩がそれ（不倫）をしてしまったことを、なんとコメントしたらいいのか。あと、後輩がこういう気持ちでいるっていうことを、マッチさんにはわかっていてほしいなって思いますね”と話しています。

　ただ、これも前週１５日の同番組で、ダウンタウンの松本人志（５７）が近藤の不倫をほとんどの番組が取り上げなかったことに、苦言を呈していたので、河合も触れざるを得なかったのでしょう。

　以前は、後輩のジャニーズタレントたちが近藤絡みのエピソードで笑いをとることもあったのに、不倫報道後は名前もピタリと出なくなってしまった。一部のジャニーズタレントの間では、以前から仕事をしないでも悠々自適に暮らす近藤に対して厳しい声があったといい、それを事務所の上層部も把握していたそう。そうした中、昨年１１月に出てしまった不倫報道には、ずっと近藤を可愛がり“後ろ盾”であったメリー喜多川名誉会長も呆れ返っているとも噂されています。

　芸能関係者からは“引退もあり得る”という声すら上がる中、ジャニーズタレントからいっさい、近藤の名前が上がらなくなったこと、そして今回の坂本出演番組での不自然な演出……。事務所内でも相当マズい状況にあるのは間違いなさそうで、やはりジャニーズタレントたちの間では今、近藤の名前を出すことが、タブーになっているのかもしれませんね……」

　名前も出せないような状況が続く近藤。復帰までにはまだ時間がかかるのかもしれない。