感情ダダ洩れ。新たなAIシステムが人間の感情を電波で検出(英研究) (2/3ページ)

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・目に見えないサインから感情を検出
これまで心に秘められた感情は、表情・話し方・仕草・目の動きなど、視覚的なサインをもとに解読が試みられてきた。
しかし、そうしたサインから心の内面を正確にとらえることは難しい。そこで最近では心電図などの目に見えないサインから感情の検出が試みられるようになっていた。
心臓は感情と密接な関係がある。だから、その電気的活動を計測することができれば、そこから感情を推測することができる。
そうした心臓の動きは、体に電極を取り付けて計測(心電図)するのが一般的だ。だが技術の発達によって、電波でも心電図をとれるようになってきた。今回の研究はそれを応用したものだ。

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・感情を読み取ることのメリット、デメリット
感情の計測が盛んに行われているのは、心理学や神経科学の分野だ。しかし、これをより手軽に行うことができれば、人々が日常生活の中で感じている幸福感をもっと上手に管理することもできるかもしれない。
「かさばるセンサーにとってかわるワイヤレス感情検出システムは、今注目のトピックです。未来の”スマートホーム”といった建築環境に直接応用できるかもしれません」と主執筆者のAhsan Noor Khan氏は話す。
研究グループが今取り組んでいるのは、WiFiルーターといった安価な既存のシステムを利用して、オフィスなどで働く人たちの感情を読み取る方法であるそうだ。これができれば、よりよい職場環境作りに活かすことができるかもしれない。