藤田ニコルはブチギレ!!芸人を巡りケンカも…専門家が語る「Ch」の裏!
“音声版ツイッター”とも呼ばれ、1月下旬、突如としてブレイク。大きな話題を呼んでいるアメリカ初のアプリ「Clubhouse(クラブハウス)」。
アメリカでのサービス開始は2020年4月のことだが、日本でもインスタグラムのフォロワー数国内1位の渡辺直美(33)や、俳優の山田孝之(37)、実業家の前澤友作氏(45)など、業界を問わず影響力のある有名人が続々と利用を開始。それに伴って、一般ユーザー数も日に日に増えてきている。
ただ、クラブハウスを利用するには、アカウントの登録が必要で、登録にはすでにクラブハウスを利用しているユーザーからの招待が必要になる。そのため、フリマアプリではクラブハウスの“招待権”が高額で取引されているという。
そんな中、クラブハウスをめぐって、早くも論争が巻き起こっている。
2月8日、タレントの藤田ニコル(22)が自身のツイッターを更新して「クラブハウスで話した事が週刊誌の記事になるっぽくて少しイラ。一応クラブハウスの中の話はルール上だめなんだよ。こーなるとつまんなくなる。つまんないやり方!」(原文ママ、以下同)と投稿したのだ。
■大流行のクラブハウスに早速問題勃発!
「2月9日発売の『FLASH』(光文社)には、藤田とみちょぱこと池田美優(21)、ビビる大木(46)の3人のクラブハウス内でのやりとりが掲載されているんです。これに藤田は怒りを示したのでしょう。
クラブハウスのガイドラインでは、同アプリで得た音声や画像、動画などを転写したり、そこで話された内容を録音することは禁止されていますからね。その規約に違反するとアカウントが削除されたり、法的措置がとられる可能性もあるようです」(WEBライター)
まだ日本においては黎明期のアプリだが、有名人や芸能人の参入でしばらくは盛り上がることが予想される。
「クラブハウスに実名で参加する有名人も少なくありません。ただ、やはり使用にあたっては十分な注意が必要なことは間違いないでしょう。というのも、クラブハウスは録音や転写がNGだということに加え、音声だけのアプリということもあって現在、使用者の警戒心はかなり低い。プライベートやその世界の“内側”のことがよく分かるビックリするような内容も話されているんです。アプリ内のことを外に漏らすことは禁止とはいえ、早くも実際に報道につながっているわけで、漏れないかというと絶対にそんなことはないでしょう。
詳細はマズいですが、クラブハウスで会話中の超有名女子アナが自宅に帰宅したときの扉の開閉音が聞こえたり、業界でもトップクラスのテレビマン同士が、過去に不祥事を起こした芸人をテレビに“出す、出さない”でガチンコのやり取りになったりと、日々、すぐに記事になりそうなことが起きています」(前同)
■藤田ニコルは“ルール違反”にブチギレ
前出の藤田のツイートに対しては「やらなきゃいいのに」というコメントも寄せられている。これに藤田は「そういう事じゃないんだよね。。元から自分が危ない話なんてネット使って言わないし、漏れた内容が最悪! じゃなくて、ルールも守ってくれない大人がいる事に引いてるだけ!? 壊してくるなーて」と反論している。
また、「芸能人の皆さんは居心地は悪くなりそうだね。。私はファンとコミニケーション使うのに使うのは楽しかったな! もちろんお友達と使うのもね」としたうえで「やめはしないよー! 適度に使う!」と、今後は距離感を保って使用していくとつづった。
藤田のケースのように、本来は禁止にもかかわらず、話した内容が報じられるなど、懸念もささやかれるクラブハウスだが、今後マスコミも含めて運営側が掲げるガイドラインは守られて行くのだろうか。
ITジャーナリストの井上トシユキ氏はこう話す。
「マスコミがガイドラインを守るかどうかということもそうですが、他の一般ユーザーも含めて守るかどうか、というところではないでしょうか。招待制のクラブハウスでしか聞けない話は希少性があります。そのため、クラブハウスに参加できていない人の中には“飢餓感”が生まれてくる。
そういった人たちが、クラブハウス内で“何をやっているか知りたい”となったときに、既存のユーザーの中には“誰かが言ってあげたほうがいいね”と考える人が出てくるのも、ある意味ではしょうがないでしょうね」
■クラブハウスは「日本人向き」
今後はクラブハウスで話された内容が、他のメディアに拡散されるケースも増えていくということだろうか。
「マスコミが正体を隠して有名人の話を聞いてそれを記事にするということしなくても、そのスピーカーの友人がSNSで“こういう話をしていた”と発信するという、ネタばらしみたいな例はすでに出ています。
ただ、運営サイドがそれを狙っている可能性もあります。“チラ見せ”のようなものですよね。クラブハウスに参加できない人は“時代遅れ、選ばれしものではない”という意識になっていく。そうなるとクラブハウスを“始めたい”と、アプリの付加価値が高まっていきます。そういったマーケティングをしているのではないでしょうか。
藤田さんが規約違反に怒ったということですが、運営側もある程度、クラブハウス内での情報が漏れることは想定していて、“宣伝になる”とも考えているかもしれません」(井上氏=以下同)
今後、クラブハウスは日本で流行していくのだろうか。
「日本人向きだとは思います。現状の情報を考慮すると、クラブハウスの“ルーム”は5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の“スレッド”に近いですよね。そのテーマに興味ある人が集まって、全員が議論に参加することはできませんが、1人がしゃべって、その他の人が同意したり、反論したりといったコミュニケーションができるのではないでしょうか」
■クラブハウスの特性が問題を引き起こす可能性も
さまざま活用方法も考えられるという。
「運営サイドがどういうレギュレーションを作っていくかでしょうが、クラブハウスはネット上とはいえ、“閉ざされた会議室”のようなものなので、セミナーにも向いています。また、政治利用も考えられます。アメリカではクラブハウスのあるルームにトランプ支持者が集まって、盛り上がったといいます。
日本でも、ネトウヨ的な人たちが集会を行って、支持集めや、票田開拓をしていくという例が出てくるかもしれません。それが、いいのか悪いのかは分かりませんが。
他にもオンラインサロンのような感じで、高額な商品やサービスを買わせる、ということが行われる場合、規約違反になっていくのかそうじゃないのか、運営がどういう判断するのか注目が集まります」
今後は問題も出てきそうだ。
「クラブハウスが“危険だな”、“子どもがハマったら嫌だな”ということにもなってくる可能性はあります。そうなった際に、どれぐらい運営サイドが配慮するものなのかは気になるところです。ログ(記録)が残らないので何が行われたか、あとから検証できないという面もあります。
また、クラブハウスは“ルーム”を作った人が入室したり、発言できる人を指名することもできます。つまり、発言したくても指名されないとしゃべれないんです。聞き手に意見を言わせない、話させないということもできてしまいます。結果、同じ考え方を持つ“シンパ”の集まりのような状態になる可能性もあるでしょう。
エコーチャンバー現象(閉ざされたコミュニティの中で、自分と同意見の人々だけのコミュニケーションが繰り返されることで、その意見が“正しい”と思い込んでしまうこと)で、正しくないことであっても、そのコミュニティ内で話されている意見を正しいと思い込んでしまうこと増えていく可能性もあります」
日本でもユーザー数が爆発的に増えているクラブハウス。ツイッターやインスタグラムのように定着していくのだろうか――?