異星人が4年前に地球を訪問していた!?ハーバード大学の天文学者が主張
ハーバード大学の天文学者アヴィ・ローブ教授は、新刊となる『Extraterrestrial: The First Sign of Intelligent Life Beyond Earth(地球外生命体:地球の向こうにいる知的生命の最初のサイン)』の中で、なんと4年前に異星人が地球を訪問していたと主張している。
4年前と言えば2017年、そう、史上初となる恒星間天体「オウムアムア(Oumuamua)」が観測された年である。ローブ教授はオウムアウアこそが、異星人の技術であると信じているのだ。
・2017年、恒星間天体「オウムアウア」の飛来
2017年、ハワイ島のハレアカラ山頂にある望遠鏡によって、高速で移動する天体が発見された。それは葉巻のように細長く(見ようによっては宇宙船にも似ている)、それほど高速で移動しているのは太陽の外にある恒星からやってきたからだと推測された。
結局、この天体は史上初めて観測された恒星間天体に認定され、「オウムアムア」と命名されることになった。ハワイ語で「遠方からの最初の使者」という意味だ。
・ オウムアムアの奇妙な挙動
不思議だったのは、オウムアムアが謎めいた力によって加速して、軌道予測を裏切る動きをしたことだ。
もしオウムアムアが気体やデブリを放出する彗星であったのなら、そうした動きも納得できる。だが、オウムアムアから気体が放出されているという証拠は見つかっていない。
さらに妙なことに、望遠鏡で見るその姿は明るくなったり、暗くなったりしていた(このことからとんぼ返りのような動きをしていると推測された)。それはまるで金属でできているかのように明るかった。
こうした特徴を説明するために、たとえばオウムアムアは水素の氷でできており、そこから放出される気体があったとしても目に見えないといった仮説が提唱されている。

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・オウムアウアは異星人の宇宙船説
しかしその一方で、じつは異星人の宇宙船なのでは? という意見を唱える専門家もいた。
ローブ教授自身は、水素の氷などのもっともらしい仮説について、「オウムアムアが示す特定の特徴を説明しようと試みてはいるものの、これまで観測されたことのないものを想定している」と述べている。
そしてこうつけ加える。「そうした方向性で話を進めるのならば、人工的な由来についても検討してみようではないか」と。
・オウムアウアには航行するための帆が付いていた可能性
オウムアムアは太陽系から脱出するところを観察されただけで、その姿が写真に撮られることはなかった。
だが、そのときに観測された奇妙な挙動にぴったり一致すると考えられるのは、細長い葉巻のような形状か、カミソリのように薄いパンケーキのような形状だ。
ローブ教授の見解では、シミュレーションの結果はパンケーキ型を示唆しているらしく、「ライトセイル」(恒星からの光やイオンを受けて推進するための帆)ではないかと考えられるという。
もう1つ奇妙だったのは、オウムアムアが太陽付近で相対的に静止していたことだ。これは統計的には非常に珍しい。
これについてローブ教授は、宇宙の膨張に身を任せたブイのようなものかもしれないと推測している。

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・新たなる天文学の分野「宇宙考古学」
こうした主張をするローブ教授は、「かつて尊敬された科学者」と辛辣な評価を下されることもある。
しかし教授は、学会には正統派の見解を疑う者に対する「いじめの文化」があると反論する。それでは天動説を疑ったガリレオが迫害されたのと同じではないか、と。
ダークマターや多次元宇宙など、かなり推論的でありながら正統派として認められている理論もある。彼に言わせるなら、それらに比べれば、地球外生命を探し求めることの方がずっと常識的なものというのだ。
そんなローブ教授は、「宇宙考古学」という天文学の新しい分野を提唱している。地球外生命が残した生物学的・技術的痕跡を探す学問だ。いつかこの新しい学問から歴史的な大発見がなされることだってあるかもしれない。
References:Harvard astronomer argues that alien vessel paid us a visit/ written by hiroching / edited by parumo