家で食べるラーメンが「100倍うまくなる」裏ワザ!「袋麺のひと手間」

日刊大衆

写真はイメージです
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 お店に行って味わいたいけど、時節を考えて自粛中の皆さん。“中華そば”を自宅でさらに楽しむ方法を教えます!

 今や日本人の国民食となったラーメン。寒さが身に染みるこの季節は特に、つい食べたくなるもの。しかし、新型コロナが猛威を振るうこのご時世では、店に出向いてラーメンを食べるのは気が引ける。

「そうした巣ごもり需要の影響で、カップ麺や袋麺などの即席麺を、家で食べるのがはやっています。日本即席食品工業協会の調べでは、昨年の4~8月の袋麺の総需要は、数量、金額ともに前年比で40%近くアップ。今年も増加傾向なのは間違いないでしょう」(グルメライター)

 中でも注目は、有名店とコラボしたコンビニ限定のカップ麺。札幌を足場に活動するラーメン研究家の野本栄二氏も、コンビニ麺に注目する一人だ。

「『すみれ』さんや、『一風堂』さんとコラボしたレンジ麺が販売されたときの衝撃は、今でも覚えています。だって、お店より3~4割安いのに、実にうまく店の味を再現しているんですから」

 そんな奇跡のレンジ麺を世に送り出したセブンイレブンでは、名店再現カップ麺を20年ほど前から出している。お笑いトリオ「我が家」のラーメン家長・杉山裕之氏は、セブンイレブンの『すみれ 札幌濃厚味噌』を、よく食べるという。

「カップ麺だけど、みそ味の濃厚スープがおいしく、食べ応えもある素晴らしい商品ですね」

■お取り寄せラーメンも

 一方、この自粛で注目されているのが、名店のお取り寄せラーメン。しかも最近、急激に進化している。

「少し前までのお取り寄せラーメンは、小分けの袋に入っている濃縮スープを、お湯で戻すのが主流でした。でも最近は、店のスープを冷凍し、クール便で送るスタイルが増えた。価格は、ちょっと高いですが、まさにお店の味です」(前出のグルメライター)

 煮干し系ラーメン店で有名な青森県の『長尾中華そば』でも提供している。

「緊急事態宣言で、通販ラーメンの需要が高まっていますね。店で作ったスープを冷凍して送る手間がかかることもあって、1食890円と少し高めですが。ただ、注文されたお客様から、お店と同じ味でおいしかったと、うれしい声をいただいています」(青森市『長尾中華そば 西バイパス本店』の店長)

 前出の杉山氏は、東京・大森にある名店『六厘舎』のラーメンも、ぜひ一度、取り寄せてほしいという。

「ここのは、限りなく店に近い味です。麺の感じはもちろん、魚粉の香りが効いた、店独特の濃厚な魚介豚骨スープも本物の味です」

 他にも、楽天などのネット通販で買える、ご当地ラーメンも大好評だ。

「ハウス食品の『うまかっちゃん』は、九州のご当地ラーメンで、麺は細いストレート麺。私が慣れ親しんだ北海道の中太ちぢれ麺とずいぶん違って、新鮮でした」(前出の野本氏)

■袋麺が好調な理由

 そして、昨今の巣ごもり需要の一番の救世主といえば、袋麺だろう。

「即席麺業界で最も盛り上がりを見せているのは、スーパーなどで売っている袋麺ですね。昨年から、大手メーカーのほとんどの商品の販売量が大幅に伸びています」(グルメライター)

 袋麺が好調な理由は、低価格と、家で料理をする機会が増えたことだという。

「1食当たりで考えると、ほとんどが100円台で、他の商品と比べて、かなり安い。また、もともと袋麺は、家にある野菜などの食材と一緒に食べるもの。それが、今の時代の流れに合っているんでしょう。最近は名店とのコラボ袋麺も続々と登場し、今後も目が離せません」(前同)

 そんな袋麺の中にも、杉山氏が愛してやまない一杯がある。それは、明星の『中華三昧 広東風醤油』だ。

「まず、パッケージが豪華で、高級感があります。食べると、麺はしっかりコシがあって、モチモチ。スープも普通のしょうゆに、少し手が加わっている、深みのある味が楽しめますね」

■いつもの麺が名店の味に

 こうした趣向を凝らしたラーメンは、そのまま堪能しても、もちろんおいしいが、本誌では今回、ラーメンに精通する達人たちのお知恵を拝借することに。家で食べるラーメンに、ひと手間加えるだけで100倍おいしくなる秘技を教えてもらった。

 まずは、いつもの麺が名店の味に近づく裏ワザ。

「私は、多くのスーパーで売られている『マルちゃん正麺』で、よくやっているんですが、2人前を作るときも1人前ずつ作ることにしてます」(野本氏)

 この手間が、おいしい麺を作るための第一歩という。

「おいしい麺に仕上げるのに重要なのは、お湯の温度の上昇具合や沸騰具合なんです。2人前、3人前分を一度に茹でてしまうと、おいしい麺に仕上げるのに適した湯温、沸騰状態になりません」(前同)

 また、茹でる際に、麺だけで茹でることも大切なポイントだという。

「スープと麺、トッピングを一つの鍋に入れて作ってしまうと、お湯の温度や、麺の茹で時間が微妙に変わっちゃうので要注意です」(杉山氏)

 そして、お湯の量は、けっしてケチるなかれとアドバイスするのは、現在、台湾で料理の研鑽をしている料理研究家のオガワチエコ氏である。

「特に生麺は、たっぷりのお湯で茹でましょう。そうすることで、麺のベタつきや嫌な臭いを抑えることができます」

 加えて、茹で時間にもこだわると、しっかりとコシのある麺ができあがる。

「表示されている茹で時間より30秒ほど短く茹でて、少し固めにしています」(杉山氏)茹で上がったら、ここでも、ひと手間加えたい。

「麺をザルに上げ、しっかりと湯切りをしましょう。麺の余分な水気がなくなり、おいしい麺になります」(前出のオガワ氏)

 ラーメンといえば忘れてはならないのがスープ。ちょっとした工夫で、数段、うまくなるという。

「ショウガ、ニンニク、ネギの茹で湯をスープに使うと、ニンニクやショウガの香りがスープに溶け込み、味の深みが増すんです」(前同)

 さらに、達人たちは、ラーメンの味ごとの裏ワザも教えてくれた。まずは、しょうゆ味。鶏ガラスープと、しょうゆを少々、味の素、ゴマ油をあえた白髪ネギを、ラーメンに載せよう。

「たったこれだけで、味がワンランクアップします。お店で食べるラーメンそのものの味になるんですよ」(杉山氏)

 しょうゆ味に、よりうまみを加えたければ、スープにコーヒー用の粉末ミルクを入れてみよう。

「実は、豚骨スープのうまみと、粉末ミルクのうまみは、ほぼ一緒なんですね。だから粉末ミルクを入れると、豚骨しょうゆ味になって、いつもの味が様変わりします」(野本氏)

 カレー味や、今はやりの煮干し系ラーメンは、“追い足し”するだけで、一気に風味が増す。

「カレー味には、カレー粉を、小さじ1杯。煮干し系なら、魚粉を好みの量、足します。こうするだけで、そこら辺のお店のクオリティを超えるぐらい、おいしくなります」(前同)

 自分だけの最高のラーメン作って味わいつつ、コロナに打ち勝とう!

「家で食べるラーメンが「100倍うまくなる」裏ワザ!「袋麺のひと手間」」のページです。デイリーニュースオンラインは、我が家杉山裕之コンビニエンスストアラーメンカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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