戸田恵梨香『俺の家の話』ドタバタ劇をまとめる絶妙“なじませ力”と低めの声

日刊大衆

戸田恵梨香
戸田恵梨香

 長瀬智也(42)主演の連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)には、毎回「おおぅ……」と唸ってしまう。通常のドラマの3倍ぐらいのスピードで物語が展開していく!

 戸田恵梨香(32)演じる介護ヘルパー、志田さくらの後妻業問題が第2話で露呈したことにも「早ッ」と驚いたが、第3話では長瀬演じる寿一がプロレスに復活。「最狂の人間国宝」覆面レスラー・スーパー世阿弥マシンが、これから父親の寿三郎(西田敏行/73)の余生にどう関わってくるのか、さっぱり想像がつかない!

 が、このスピードでいろいろ解決するからこそ、ドラマの内容はナチュラルになっている。ものすごく腕のいい左官業の人が、壁を平らにならすようなイメージだ。一つ一つの日常を「エエッ!」と驚くぐらい大風呂敷にドカンと広げる、昼ドラや大映ドラマの逆。「能」「プロレス」「介護」など、どれか一つだけでも十分、ドラマにできそうな要素を、「お金」という大きな柱にブッスリと刺し、日常に落とし込んでニュートラルに描いている。

 少しの変化で騒ぎはするが、サッサと解決する、もしくは後回しにして次のテーマに行く。この急ぎ感がリアルで、特殊な設定が入っているわりには、しっかり「俺の家の話」が「将来の自分ちの話」としてリアルに響いてくるのだ。

■戸田恵梨香演じるさくらがピンチに?

 そして第3話では、このドラマのキーマン、志田さくらの過去も明らかになった。さくらを演じる戸田恵梨香の立ち位置キープのうまさがすごい。「ジュジュ~」と甘え声を出し、「もらえるものはもらう」とはっきり言うが、図々しさは感じない。「もらえるものはもらう、でも無理にとは言わない」というスタンスで、「何度説明しても忘れてしまう」寿三郎に困り果て、寿一に月給制を提案する。介護職のプロフェッショナルとして、しっかり一歩引いているのである。

 知的かつニュートラル。彼女の低めの明るい声がものすごく活きていると思う。物語を引っかきまわす立場でありながら、逆に濃い観山家の面々のジタバタをなじませる役割も果たしている。ものすごくさじ加減が上手で、微妙な演技調整ができる人なのだろうなと、シミジミ感心してしまった。

 第4話では、次男の踊介(永山絢斗/31)の追及が、再度さくらに絡んでくるようなので、物語がどう動くのか、とても楽しみである。(田中稲)

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