野良猫が寒さをしのげるように、古い収納ケースで簡易ハウスを作る少年たちの活動(アメリカ)
古い収納ケースで猫の家を作るボーイスカウトの活動 credit:LifeLine Animal Project/Facebook
アメリカ、ジョージア州アトランタの高校に通う男子学生が地域の野良猫たちが厳しい冬を安全に過ごすためのアイデアグッズを思い付いた。地元ボーイスカウト仲間と共にそれを作り、非営利の動物保護団体に持ち運んだ。
それは、いらなくなった古い収納ケースを使って作る野良猫(地域猫)用の簡易ハウスだ。同団体はこの簡易ハウスを歓迎し、実際に使用されることとなった。『go animals』などが伝えている。
・古い収納ケースを野良猫たちの家に
アトランタのウエストレイク高校に通うタイレル・クーパーさんは、去年12月、フルトン郡とデカルブ郡の動物保護施設の管理を担う非営利団体『LifeLine Animal Project』に、地域の野良猫たちを守るアイデアがあることを伝えた。
通常、飼い猫の平均寿命は10~15年ほどとされるが、路上で厳しい生活を余儀なくされる野良猫たちの平均寿命はわずか2~5年ほどだという。
動物が大好きなクーパーさんは、野良猫たちがアトランタの寒い冬をなんとか乗り切ってくれるようにと、冬の避難所として古くなった収納ケースを使って、地元のボーイスカウトグループの仲間たちと一緒に猫用の家を作ったのだ。
そのアイデアグッズを、団体スタッフは喜んで受け入れ早速使用することに。その取り組みは、同団体のFacebookやインスタグラムでもシェアされた。
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・TNRプログラムで使用することに
LifeLine Animal Projectは、アトランタで福祉サービスが行き届いていない地域でペットを飼っている人々へ様々なサービスを提供している。
そのサービスには、無料の避妊・去勢手術や予防接種、ペット用品の無料提供や情報提供などが含まれており、野良猫(地域猫)たちへのケアと個体管理も行っている。
とりわけ、野良猫にはTNRプログラムを実施しており、クーパーさんのアイデアを使用することで、より一層野良猫の個体管理がしやすくなったようだ。
TNRとは、エサを与えトイレの掃除をし、避妊・去勢手術をすることによって繁殖を抑制し、 定期的面倒を見て個体管理をすることで、これ以上不幸な猫を増やさず、今いる猫を幸せにする地域猫活動のことだ。
近い将来、カレッジで生態学を学ぶ予定だというクーパーさんは、イーグルスカウトコミュニティプロジェクトの一環として生まれたこのアイデアが、地域の野良猫の保護管理に役立っていることをとても喜んでいる。
written by Scarlet / edited by parumo