中国「ワクチン外交」の裏で横行する偽造ビジネス「有効性は50%でも…」 (2/2ページ)
そう考えると、やはり中国製ワクチンの接種には、まだ大きなリスクがつきまとっていると考えていいでしょうね」(前出・ジャーナリスト)
ところが、そんな逆風をよそに「ワクチン外交」で世界にアピールしたい中国では、すでにフィリピンやミャンマー、カンボジア、インドネシアなどに30万回〜100万回分の寄付を申し出ている。
「諸外国に向けた大盤振る舞いとも言えますが、中国の国内に目を向ければ、ワクチン不足による混乱に便乗する形で偽造ビジネスが横行。2月上旬には偽ワクチン製造に関わった80人が当局により逮捕され、事件により、3000回分以上の偽ワクチンが押収されました。偽ワクチンの中身は生理用食塩水で、10本入り1セットが200元(約3200円)。それをワクチンが確保できない国や、接種が遅れている国などに販売する目的だったようですが、同様の摘発が後を絶たないと言われていますからね。ただでさえ、有効性が疑問視されるワクチンの、さらにニセモノまで作ってしまうとは……いやはや、開いた口が塞がりませんよ」(前出・ジャーナリスト)
ひと口に「ワクチン」といっても、その有効性はさまざま。少なくとも効果ゼロの偽ワクチンだけはつかまされないよう、注意が必要だ。
(灯倫太郎)