「運転中に考え事を…」元プロバスケ選手が裁かれた過失運転裁判の顛末 (2/2ページ)
弁護人「車は今どうなってますか?」
被告人「実家で親が乗っています。自分は仕事が変わって飲食店まで電車で通ってるので」
車も持ってないし乗る機会もほとんど無いんだと主張していました。
続いて裁判官からの質問。
裁判官「事故った交差点って見晴らしの良い所ですね」
被告人「そうですね、当日は雨が降ってましたけど」
裁判官「考え事って目を閉じてたんですか?」
被告人「いいえ」
裁判官「被害者に気付かなかったんですか?」
被告人「姿勢が悪くてフロントミラーが邪魔で見えてませんでした」
裁判官「被害者に気付いたのはいつなんですか?」
被告人「衝突した時ですね、叫び声も聞こえたので…」
ホントにボーッとしてたんでしょうねぇ。現役時代はもっと周りが見えてたでしょうけど。この後、検察官は禁錮1年を求刑。すると、
裁判官「少し検討しますので、目の前のイスに座って下さい」
と、被告人を座らせてその日のうちに判決を出す予告です。そして30秒後に言い渡されたのは、禁錮1年執行猶予3年でした。
前科も無いし、事故の対応もしっかりしてるし執行猶予付きは当然でしょうね。
事故を起こすのは仕方ないとして、その後の行動や対応が問われるんだなぁと改めて思いましたね。
阿曽山大噴火(あそざん・だいふんか)
大川興業所属のお笑い芸人であり、裁判所に定期券で通う、裁判傍聴のプロ。裁判ウォッチャーとして、テレビ、ラジオのレギュラーや、雑誌、ウェブサイトでの連載多数。