世界の福本豊<プロ野球“足攻爆談!”>「秋広が『伝統の一戦』を甦らせる」 (2/2ページ)
内角高めのさばき方を覚えさせるために、とにかくバットを振らせた。きれいに打ち返さずとも、ファウルで逃げられるようになるだけでも全然違う。92年には打率2割9分7厘、29本塁打の成績を残した。当時25歳とまだ伸び盛りやったけど、結局それがキャリアハイの成績となった。度重なる故障にも泣かされて、振り返れば、もったいない野球人生やった。
秋広もこれからマークが厳しくなると、間違いなく内角攻めが待っている。これをどう克服するか。変化球への対応は慣れればできるはず。イチローも入団してきた時から光るモノを持っていたけど、秋広も特別なモノを感じるし、ケガだけは気をつけてほしい。
阪神ドラ1の佐藤輝明も、とてつもない打球の飛距離を誇る末恐ろしいルーキー。近い将来、佐藤輝と秋広が阪神と巨人の4番を張るようなライバル関係になれば、伝統の一戦が盛り上がることは間違いない。
福本豊(ふくもと・ゆたか):1968年に阪急に入団し、通算2543安打、1065盗塁。引退後はオリックスと阪神で打撃コーチ、2軍監督などを歴任。2002年、野球殿堂入り。現在はサンテレビ、ABCラジオ、スポーツ報知で解説。