中国に日本人1億人の「個人情報」が盗まれた(1)マイナンバーが漏えい!? (2/2ページ)
その頃、筆者は多数の日本人がスパイの疑いをかけられ、中国で拘束された事件について取材を重ねていた。彼らは中国入国直後に拘束されていたのだが、なぜ中国は察知できたのか定かでなかったためだ。諸説あったものの、いずれも納得のいくものではなかった。謎が深まる中、思わぬ方向から証言が寄せられた。
「大多数の日本人の個人情報が中国に漏れ、把握されているからだ。入国時、すぐに身元確認ができてしまうほど深刻な状況にある」
この証言者がA氏だった。A氏の会社には官公庁はもちろん、銀行や生保、損保、クレジット会社といった金融機関、果てはコンビニチェーンも顧客として含まれていた。かつてオフショアを行ってきた経験をもとに、危険性を周知させようとしていたのだ。
時任兼作(ジャーナリスト)