指導経験ゼロなのに「楽天=優勝候補」の怪/石井一久のゆるゆる采配(1) (2/2ページ)
『アピールしないと使わない!』とどなりつける某球団とは違い、チーム内の風通しはこの上なくいい状態です」
また、投手出身だけに、ブルペンとの関係も密だという。
「練習試合、オープン戦を通じて、ピッチャーが投げ終われば、話を聞いてコミュニケーションを取り、試合前のテーマと実戦感覚とのすり合わせを行っている。マー君が沖縄のオープン戦でマウンドの軟らかさに戸惑った時など、3月4日からの活動拠点となった静岡・草薙球場ですぐに硬くしたり細かい配慮をしていた。ピッチャーにとって、コーチを挟まずに直で監督に相談できるのは、ストレスが溜まらない」(スポーツ紙デスク)
問題は「専門外」となる野手部門だが、ここでも秘策らしい秘策は見て取れない。代わりに─。チーム内指揮系統に関し、球団関係者が明かす。
「攻撃は真喜志康永ヘッドコーチ(60)、守備に関しては奈良原浩コーチ(52)に一任している。中日時代の落合博満監督(67)が『ピッチャーのことはわからない』と投手の起用、采配を森繁和コーチ(66)に丸投げしていた構図とそっくりです」
このゆるゆるスタイルで、楽天は今シーズンに臨むというのだ。