阪神の怪物ルーキー・佐藤輝明は?プロ野球「開幕スタメン」マル秘調査
プロ野球のペナントレースが、いよいよ始まる。
「緊急事態宣言の再発令で、開幕を不安視する声もありましたが、今季は無事、143試合での実施が決定。きたる3月26日の開幕戦に向けて、万端整えるのみです」(スポーツ紙デスク)
そこで今回は、セ・パ12球団の現有戦力を総ざらい。予想される開幕スタメンと活躍が期待されるキーマンたちを、識者とともにピックアップしてみたい。
まずはセ・リーグ。最注目はやはり、怪物ルーキー・佐藤輝明(22)擁する阪神だ。オープン戦では、すでに6本塁打と抜群の存在感(3月17日現在=以下同)。1972年の佐々木恭介(近鉄)が作った新人最多本塁打記録を49年ぶりに塗りかえた。
同じ関西学生野球連盟リーグ(旧・関西六大学)出身の大卒ドラ1だった野球評論家・田尾安志氏も言う。
「高卒と大卒の違いは当然ありますが、現時点でも1年目の松井秀喜よりは確実に上。無理に引っ張らない彼のスイングなら、浜風の影響で左打者には不利とされる甲子園でも、難なく本塁打にできるでしょう。大山悠輔(26)が本調子でない今なら、開幕4番も十分、選択肢にはなりますよ」
その阪神で最大の懸念材料となっているのが、2年連続で12球団ワーストを数えた失策の多さ。このキャンプでは、名手で鳴らした元巨人の川相昌弘氏を臨時コーチで招聘した。
侍ジャパンの“扇の要”としても活躍した野球評論家・里崎智也氏も、こう指摘する。
「去年、あれだけエラーをしても2位だったわけですから、センターラインさえ安定すれば優勝も狙える。そういう意味でも、野手のキーマンに糸原健斗(28)と木浪聖也(26)の二遊間コンビを挙げますね。彼らが攻守に、どれだけうまく回るか。そこに藤浪晋太郎(26)の復活が加われば、かなりの底上げになります」
■巨人に死角なし?
一方、リーグ2連覇中の巨人はどうか。エース菅野智之(31)の残留に、梶谷隆幸(
32)、井納翔一(34)らのFA組も加わり、死角はないようにも思えるが……。
「12球団を見渡しても、坂本勇人(32)、岡本和真(24)、丸佳浩(31)の3人ほど計算立つ主軸は他にいない。1番に入る梶谷が昨季と遜色のない成績を残せば、打線に関しては盤石でしょう。投手陣も菅野の残留で目下の心配はなくなった。桑田真澄コーチ直伝のカーブが加わったことで、さらに投球の幅も広がるはずです」(スポーツ紙巨人担当記者)
新戦力では、ドラフト5位の身長2メートルのスラッガー、秋広優人(18)の活躍も連日、報道されてきた。高卒1年目での開幕スタメン抜擢となれば、かの王貞治氏以来、実に61年ぶり。こちらも阪神・佐藤と同様“ゴジラ超え”の快挙となる。
「主戦級の投手がギアを一段上げてきたオープン戦の後半には、三振する場面も目に見えて増えていましたが、高卒1年目で、あれだけ振れているのは大したもの。確実性を最優先に考えれば、順当なのは中島宏之(38)ですが、そこは話題作りのうまい原監督のこと。開幕から使ってくる可能性も大いにあると思いますよ」(前出の田尾氏)
そんな“2強”を追うのが、昨季8年ぶりのAクラスに返り咲いた中日だ。勝負の2年目となる与田剛監督が開幕投手を託したのが、沢村賞の大野雄大(32)ではなく、福谷浩司(30)だったことも周囲を驚かせた。
OBの田尾氏が続ける。「表向きには“任せられるほど成長した”と言うでしょうが、本音では本拠地開幕となる2カード目の巨人戦に大野を当てたい。ローテをずらせば、なかなか勝てなかった去年の序盤のようなことも起こりにくいですからね。このあたりは、西勇輝(30)ではなく藤浪を持ってきた阪神も、同様の意図でしょう」
3月22日発売の『週刊大衆』4月5日号では開幕スタメンの活躍を徹底予想している。