台湾スシローのキャンペーンの為に改名した医学生、元の名前に戻せない事態に 戻すためには両親の改名が必要? (2/3ページ)
このニュースが世界に広がると、ネット上では「男子学生に限らず、キャンペーンのためだけに改名しようとすることがすごい」「3回まで改名していいのなら、気軽に改名しようとする人も多そう」「改名のたびに役所はIDカードを作らないといけないだろうし、いい迷惑。スシロー側はもう少し配慮が必要だった」などの声が挙がっていた。
米国議会図書館の公式ホームページによると、台湾政府は2001年、名前が魅力的でない場合や不快な意味が含まれるなど、特別な理由がある場合に限って2回まで改名することができると、法律を改正したという。ただし、理由に政府は関与せず、改名する理由が自身の中できちんとあれば良い。その後、改名ができる回数は3回に変更された。なお、両親が同じ名前である場合に限り、制限回数に関係なく改名が可能だ。
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海外ニュースサイト『Taipei Times』の2010年5月の報道によると、改名する人の多くは名前によって運が悪くなったと感じ、占い師に改名を勧められたそうだ。また若者は珍しい名前を得るために改名する傾向にあるという。
なお、改名の手続きについては、日本の場合は改名の正当な理由を立証し家庭裁判所の許可を得た上で申請をすることができるが、台湾の場合はより容易だ。『朝日新聞デジタル』(朝日新聞社)や、海外ニュースサイト『NBCNews』の2021年3月の報道によると、改名は役所に身分証と戸籍謄本などを提出し簡単な手続きをするだけで容易にできるという。1時間ほどで完了し、費用がかかるが1回の改名あたり、約3ドル(約326円)で済む。
今回のスシローのキャンペーンで改名する人が続出したことを受け、台湾当局は「役所では不必要な事務処理が増えている。衝動的な改名は控えるべき」と国民に訴えている。スシローのキャンペーンはちょっとした社会現象を起こしたといえよう。