給与ダウンが当たり前に コロナ後の日本で起こる変化とは (2/2ページ)
その代わりに早期・希望退職者を募って中高年をリストラしていたわけだが、それでは企業が持たない時期に来ていると本書は指摘している。
企業からすれば、上げるべき人の給料を上げて、下げるべき人の給料は下げたい。成果主義は、こうした企業側の思惑と相性がいい。仕事ぶりに比べて給料が高すぎる社員は、成果主義によって間違いなく減るし、こうした人員が温存される原因の一端となっていた「部長代理」「○○担当部長」などの隙間役職も廃される方向にいくはずだ。
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「給与ダウン」や「年功序列の廃止」「成果主義」というワードだけを見ると、なんとなく心がざわつき、不安になってくるが、その本質は「現在の能力がそのまま給料に反映される」ということであり、真剣に仕事に取り組んでいる人がむやみに不安がる必要はない。
むしろ、考えるべきは成果主義や欧米型のジョブ型雇用の中で高く評価されていくために何をするかだろう。本書のメインテーマはそこにある。
「コロナ後に評価される人」になるために、手に取ってみてはいかがだろう。
(山田洋介/新刊JP編集部)