ジャニーズ退所の元キンプリ岩橋、パニック障害を患いアイドルを続けるのはほぼ不可能? (2/2ページ)

リアルライブ

アイドルといえば、人気とともにメディアの出演依頼が増え、並行して歌やダンスのレッスンをこなしてオーバーワーク気味になったり、仕事の時間帯も不定期であることが多く、不規則な生活になりやすい傾向がある。また、人前でパフォーマンスをする際の緊張感やプレッシャーによるストレスは大きく、ネットでも悪質なデマに悩まされたり、誹謗中傷の的になりやすい。計り知れない心理的ストレスとも向き合わなければならない。アイドルはパニック障害を引き起こしやすい要素を多く持っていると言えるのだ。

 パニック障害の治療には、薬物療法や心理療法が用いられる他、休養や生活リズムの改善も重要なポイントとなる。ところが、アイドルの場合は、一旦治療して改善しても活動を再開すると、再発のリスクは高くなってしまう。人前に出て注目を浴びる中、もしまた発作が起こったらと考えると、心配は尽きない。しっかり対応できるかどうかという不安だけでなく、「メンバーに負担をかけてしまうのでは」「ファンを心配させてしまうのでは」という考えもプレッシャーになってしまう。そんなことからも、何より周囲の理解が欠かせないパニック障害だが、理解のない人から心ない言葉をかけられ、つらい思いをすることもある。中川家の剛も、パニック障害で悩まされていた頃に「気の持ちようだ」「やめてしまえ」と一蹴された経験をテレビ番組の中で告白している。
 
 では、パニック障害で悩む人や再発のリスクを抱えた人には、いったいどんな職業が向いているのだろうか。

 もちろん、治療に専念することを前提として、まずは規則正しい生活リズムを構築できる、パニック障害について周りの理解を得られる環境があることが重要なポイントとなる。その上で、人に気を遣う場面が少なく、できるだけマイペースに働けて、いつ発作が出ても対処できるような環境が望ましい。こうした条件の下では、営業や接客業は避けた方がよく、例えば在宅での仕事が可能な職種が向いていると言える。ただし、フリーランスの場合は、収入も不安定で生活リズムが崩れやすいなどのリスクがあるため、作業時間などをコントロールする必要がある。また、在宅ワークに限らず、住み慣れた街で規則正しく生活できる安定した環境があれば、比較的安心して働くことができる。あるいは、難病や障害を抱えた人の就労をサポートする「就労移行支援事業」を利用するという方法もある。

文:心理カウンセラー  吉田明日香

「ジャニーズ退所の元キンプリ岩橋、パニック障害を患いアイドルを続けるのはほぼ不可能?」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る