まだ知らないの? 格安SIMのメリット・デメリット (1/2ページ)
今回のお悩み:格安SIMってそもそも何?
2015年頃からよく耳にするようになった「格安SIM」。今さらだけど格安SIMって何なんでしょうか? 3大キャリアの携帯と比べてどう違うのか、メリット・デメリットも知りたいです。
■そもそも格安SIMって何?
格安SIMというのは、要は大手3大キャリアの回線の一部を間借りしてサービスを提供しているレンタル事業者です。「自分たちで通信回線(電波)を用意していない会社」とも言えますね。
有名どころだとOCNモバイルONEとか、mineo(マイネオ)とか、IIJmio(アイアイジェイミオ)だったら、みなさんも聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
他にも日本通信SIMやy.u mobile(ワイユーモバイル)、BIC SIM(ビックシム)などもありますが、このあたりはまだ知らない人の方が多いかもしれないですね……。
かつては楽天モバイルもドコモやauの回線を借りている格安SIMブランドで、トップシェアでした。ですが2020年4月から自社の回線で運用を始めたので、新しく誕生したイメージカラーがピンクの”Rakutenモバイル”は格安SIMという括りではないですね。
■3大キャリアに比べると「安いけど、遅い」
格安SIMの特徴としては、3大キャリアの携帯と比べると「価格は安いけど、ネットの通信速度は遅い」。
先述したように、大手キャリアの回線の一部を間借りしているからです。車道に例えると、一部の車線を借りている形だと車線数が少ないために渋滞が起きやすく、車の速度も遅くなってしまうのと一緒です。主に通勤ラッシュやお昼休憩の時間帯などですね。
ただ、間違ってはいけないのは「圏外になりやすいわけではない」ということ。
大手キャリアの回線を使っているので、人口カバー率(※)は大手キャリアと同じ99%なんです。