岩崎宏美 楽屋で和田アキ子に教えられたこととは? (2/2ページ)
それで「あぁ、『ロマンス』は売れてるんだな」って感じましたね。
テリー で、パチンコ屋に入ったんでしょ。
岩崎 いや、入らないですよ(笑)。当時は今みたいにみんなヘッドホンじゃなくて、街に音楽があふれてましたからね。
テリー そういう時代だったよね。でも、それってうれしいね。
岩崎 もちろん、すごくうれしかったです。あと忘れられないのは、同じレコード会社所属だった桜田淳子さんが私のところに来て。
テリー どっちが年上?
岩崎 同い年です。ただ、淳子ちゃんのほうが芸能界では3年か4年先輩で。その淳子ちゃんに「宏美ちゃんの『ロマンス』すごく大ヒットしてるけど、私も頑張るから」って楽屋で言われたんですよ。でも先輩だから、何て答えていいのかわからなくて「はい」って。後にも先にもそんなこと言ったのは淳子ちゃんだけです。
テリー へぇ。昔は楽屋が個室じゃないから、そういうことも多かったのかな。
岩崎 1部屋に女性、1部屋に男性っていう感じで分かれてるだけでしたよね。だから、すごくお行儀見習いもできたし。
テリー 行儀見習いって?
岩崎 先輩たちの動きを見て、ああいうことはしちゃいけない、こういうことはしようとか。例えば、わかってないマネージャーさんだと新人をいちばん奥の鏡の前に座らせちゃったりするんですよ。そうすると「新人は手前よ」とか「化粧の前は使えないのよ」と先輩方が教えてくれるんです。
テリー 例えば誰?
岩崎 和田アキ子さんが「あなた、なんでそこに座ってるの。ここよ」とか。だから、すごい勉強になりました。
テリー 当時、大忙しだったでしょう。
岩崎 だから取材で「1日が25時間になったら、増えた1時間で何をしたいか」って質問に「また仕事入れられます」って言ったんです(笑)。当時はそのぐらい大変でしたね。