憧れる女子が急増中? “あざとかわいい”が最強である理由 (2/2ページ)

マイナビウーマン

これだけ聞くと「女性に嫌われる女性」という印象を持つ人も多いだろうが、モテテクだけでなく、前向きな性格もサエコさんの魅力。

彼女はいつも明るく、笑顔で、絶対に人の悪口を言わない。

実は家庭では夫の幸彦(眞島秀和)にDVを受けているのだが、それを決して表には出さず、外では努めて朗らかに振る舞っている。

爽太と同じ職場で働く恋に不器用な薫子(水川あさみ)が、サエコさんに「気になる男の子からのメールがそっけない」という恋愛相談をした際には、こう答えていた。

「何もしないで、向こうから好きになってもらえたら、それが一番ですよね。でも普通、そんなことないんです。お菓子だって味がおいしいだけで十分なのに、それでも売るためには、形や色をかわいくしたりして、愛される努力が必要なんだなって思うし。

この人だって薫子さんを好きになってくれたら、メールの返事ももうちょっと早くなるとか、いろいろ変わってくるかもしれないですよ?」

それに続くサエコさんの印象的なセリフに「意識的にでも、無意識的にでも、人の気を引く努力をしている人が好かれていると思うんですよね」というものがある。

当初サエコさんに苦手意識を持っていた薫子は、このアドバイスを聞いて自分自身の考えを改めるのだが、当時リアルタイムでドラマを見ていた23歳の私もハッとした。

“あざとかわいい”は悪いことじゃない。かわいくなるための努力をできる子こそが、たくさんの人から好かれるし、最強なのだと。

■“あざとかわいい”の流れに乗って、サエコさんも再ブーム?

そんな7年も前のドラマだが、実は今、若い女の子たちの間で“サエコさん”が密かにブームとなっている。

最近のTikTokでは、サエコさんに学ぶモテテク動画や、サエコさんが着ていた洋服や髪型を真似したVlog動画などが人気。75万以上のいいねがついている動画もあり、「サエコさんしか勝たん」「あざとかわいい」というハッシュタグやコメントであふれている。

TikTokユーザーは中高生が多いので、彼女たちがドラマ『失恋ショコラティエ』をリアルタイムで見ていた頃は小学生だったはず。

頭の片隅に“サエコさん”の記憶が残っていたのか、再放送やDVDを見てハマったのか、それともたまたまTikTokでバズって注目されただけなのかは分からない。

それでも「かわいい」を目指す女子にとっては、時代や世代を超えて、“サエコさん”が永遠の憧れであることに変わりはないのだろう。

(編集・文:高橋千里、イラスト:タテノカズヒロ)

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