話題の「吸水ショーツ」に男性も参入!TikTok76万再生&クラウドファンディング開始!フェムテックがさらに広まるきっかけになる? (6/8ページ)
しかし妻や社員、まわりのアスリートやミュージシャンが毎月のつらさと戦う(文字通り”戦う”)中、自分ができることを考えてたどり着いた1つが吸水型ショーツでした。
SNSでは「男性にわかるはずはない」というご指摘もいただきました。また「理解してほしいけど、突っ込んで聞いてほしくない」という声も当然あります。ただ先行して吸水ショーツを発売している女性経営者から「女性だとビジネス相手の男性担当者が逆にギクシャクしてうまく話が進まないことも」という悩みも聞きました。女性の問題を早く・幅広く・でも尊重して解決するため、男性だからお役に立てることもあるかなと思っています。
私の思いは1995年の阪神・淡路大震災にさかのぼります。大阪の高校生だった私は、地元のFMラジオ局のボランティアに参加しました。自らのリュックに自分が思う救援物資を入れて、西宮から神戸まで歩いて運ぶというボランティアです。
出発の前日、クラスのみんなに何を持っていくのがいいかと聞きました。すると少しやんちゃな女の子が「そらナプキンやで!」と言ったのです。漠然と水とか食料かなと考えていた私には、その発想は全くありませんでした。
翌日、クラスの女子のみんなが、持参した自分のナプキンを少しずつ私のリュックに入れてくれ、私はリュック一杯のナプキンを持って避難所に向かいました。地震発生からまだ1週間もたっていない避難所では「若い男の子やのによく気づいたなぁ」と多くの女性たちに手を握られました。当時の神戸は壊滅状態。ナプキンなども手に入らず、下着に数少ないティッシュを挟んだり、貴重な水で汚れを洗ったりしていたのです。「ナプキンって大切なんやな…」、高校生男子の私にとって、大切な気づきとなりました。
その後私はテレビ番組のディレクターになりました。同僚の女性スタッフや女性アナウンサーが、その日のロケや中継で大変なこと、取材したアスリートがプレイとの両立に苦労した話、自らも経営者となってからも女性社員には声かけやとシフトの融通でしか、僕は役に立てていませんでした。
そんなときに「フェムテック」に出会いました。テクノロジーで女性の健康問題を解決する。欧米から始まり、去年あたりから日本でもムーブメントになりつつあります。