ダルビッシュの幻惑投球が米球界の常識を変える? 意味深な“逆サイン”に現地メディアも驚愕か (2/2ページ)
大野奨太(現中日)もいたんですが。大野は『オレに付いてこい』というリードでした」
それに対し、鶴岡は「次はこの球種が投げたいんだろ?」と投手の考えていることを先読みし、投手をノセていくタイプだった。
しかし、今回の逆サインは「他に投げたい球種があった」という単純な話ではなかったようだ。
「ダルビッシュは対戦打者全てに対し、ウイニング・ショットの球種を変えていました。試合前の打ち合わせとは異なる打者の対応があったらしく、逆サインを送ることで、カラティーニに『次の打者から配球を変えよう』と伝えたかったのだと思います」(前出・米国人ライター)
3回の逆サイン以降、ダルビッシュはカラティーニに指示を出していない。「一緒に考えていくバッテリー」でもあるようだ。華麗な投手戦はこの2人の野球頭脳と共同作業によって生まれたものでもある。
「米国では、捕手は日本のように重要視されません。内野ポジションの一つみたいな捉え方です」(前出・同)
ダルビッシュの「魅せるピッチング」によって、米国の捕手論も変わっていくのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)