異色の落語家・瀧川鯉斗を生んだ「レストランでの出来事」 (2/2ページ)
着付けとか太鼓とかなんなんだよ、めんどくせぇ…」と不貞腐れながらも、「やるしかない」と兄弟子の鯉橋氏の助けももらいながら、修行の日々を過ごす。着付けと着物の畳み方と太鼓の稽古を半年続けて、やっと「まあいいでしょう」と師匠に言ってもらえる。そして、やっと「新聞記事」という噺を一席教わることができたのだった。
現代ではすっかり珍しくなった昔ながらの師弟関係。長く厳しい修行の日々をどのように乗り越え、真打にまでなったのか。テレビやファッション誌など、高座以外でも活躍の場を広げているので、鯉斗氏を見たことのある人は落語ファンならずとも多いはず。本書を読むだけでなく、鯉斗氏をきっかけに、ぜひ落語も聴いてみてはどうだろう。
(T・N/新刊JP編集部)