キングヌー・常田の「ヒットソング=優れた音楽ではない」論は本当に正しいのか? (2/2ページ)
ちなみに宇多田ヒカルはドレイクの大ファンとして知られており、『シン・エヴァンゲリオン』の主題歌『One Last Kiss』には、『One Dance』の影響を受けている部分が色濃く見受けられます」(音楽ライター)
日本でいえば『だんご3兄弟』や『およげ! たいやきくん』なども、〝尖っていて売れた音楽〟と言えそうだ。まさかタンゴ調の童謡が子どもから大人にまで流行るとは、当時の業界人も予想しえなかったことだろう。
たしかに売れた楽曲〝ばかりが〟優れた音楽ではない。しかし、ヒットソングを評価する人々が文化を殺すかと問われると、決してそんなことはない、と言わざるを得ない。ドレイクに影響を受けた宇多田のように、ヒットソングを愛する人が、新たな文化が生み出すこともあるのだから。
むしろヒットソングの優れている部分から目を背ける常田の思想こそ、文化を殺すのではないだろうか。一度、音楽エリートの坊ちゃまが言う〝こっちサイド〟を覗いてみたいものだ。
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