「ハーフ美女」30年の系譜(2)滝クリ、ホランは"局アナ落ち"から華麗に復活

Asagei Biz

「ハーフ美女」30年の系譜(2)滝クリ、ホランは"局アナ落ち"から華麗に復活
「ハーフ美女」30年の系譜(2)滝クリ、ホランは"局アナ落ち"から華麗に復活

 東京五輪誘致の決め手となった「お・も・て・な・し」で、滝川クリステルは全女子アナのトップに立った。さらに、小泉進次郎議員との結婚でセレブの地位を盤石なものにする。

 そんな滝クリは、実はフジテレビの入社試験に落ち、系列の共同テレビへの配属からキャリアをスタート。やがて、深夜帯の「ニュースJAPAN」(02年)に抜擢されたことで、日仏ハーフの美しい顔立ちが中高年に大人気。暗い照明に斜め上の目線という演出も功を奏した。

 やがて、各局が「ハーフアナは当たる」と門戸を開き、加藤シルビア(TBS)、葉山エレーヌ(日本テレビ)、政井マヤ(フジ)などが登場。また、大阪・ABC出身の山本モナは、数々のスキャンダルで世をにぎわせた。

 また現在、「Nスタ」のメインキャスターであるホラン千秋は、キー局すべてに落ちた屈辱をバネに、現在の地位を築いたのだ。

 続いては、モデル部門。個性派の俳優である草刈正雄によれば、70年代の化粧品のCMは、男女ともに「ハーフのモデル」しか存在しなかったという。高級ブランドであればあるほど、その傾向は鮮明だった。

 そして近年も、ファッション業界などを中心に、今なお「ハーフのモデルファースト」は続いている。日本人の体型が飛躍的に向上したとはいえ、たとえば、梅宮アンナが登場したら蜘蛛の子を散らすようにおののいてしまう。

 さらに、ハーフのトップモデルたちはグラビア活動にも精力的で、脱ぐことも辞さない。アンナは当時の恋人である羽賀研二とのペアで全脱ぎ写真集を発売。昨年8月には道端アンジェリカが下半身の全貌を晒している。

 それらは極端な例だとしても、マギー森星など、トップランクのモデルはタレント活動でも成果を得る。

 そのトップを走ったのがローラ。バラエティでは天真爛漫なキャラだが、CMではひたすら「カッコいいオンナ」。特に「ジムビーム」(14年)のシリーズは、ゴージャスな肢体をクールに見せつけたものだった。

 カラダが持つパワーは、抜群の説得力となるのだ。

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