『笑点』春風亭昇太インタビュー「一回、抜き打ち検査したら、メンバー誰もはいてなくて…」 (2/2ページ)

日刊大衆

 なにしろ、(林家)木久扇師匠、(三遊亭)好楽師匠、(三遊亭)小遊三師匠、(三遊亭)円楽師匠と、皆さん基本は70歳を過ぎたおじいちゃんですから、オンライン用の機械をうまくつなげない。時間になっても、いつも誰かいないんですよ。回線が切れたり、画面がフリーズしたり、なかなか全員がそろわなかった(笑)。

■「結婚できない」キャラクターはこうして生まれた

 それに、僕ら舞台人はお客さんの前だと気合いが入るものですが、自宅だと、そうはいかない。さっきまで寝転がっていたところで大喜利をやるわけで。一回、「皆さん、足元を見せてください」って抜き打ち検査をやったら、着物に着替えていても、誰も足袋をはいていなかったですからね。

ーー昨年9月から、アクリル板を設置し、全員そろっての収録に。リモート機材はお役御免となり「いよいよクビか?」と心配された山田隆夫も、座布団運びに復帰した。

 現在、番組の“顔”となった昇太が『笑点』のレギュラーになったのは15年前。先代の三遊亭円楽の勇退で歌丸が司会に就任し、空いた席に座ることになった。

 実を言うと、お話をいただいたときは悩んだんです。というのも『笑点』って、キャラクターが決まっていくじゃないですか。好楽師匠なら“仕事がない”、円楽師匠は“腹黒”、三平さんが“七光り”とかね。そのキャラによって、落語がやりづらくなったケースが過去にあったという話も聞いていたんです。しかも、入ってみないと、自分がどんなキャラになるか分からないんですよ。

 僕の場合は(当代の)円楽師匠が、「昇太、結婚できないんだよ」と言ったのがウケて、みんながネタにするようになって、独身キャラが定着しました。

 結果的に『笑点』に出たことは僕にとって大きなプラスになりましたけど、最初は一種の賭けのようなもので、怖さもありました。

 現在発売中の『週刊大衆』5月24日号では、春風亭昇太が語る『笑点』以外のウラ話も掲載。必見!

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