米陸軍、生物の筋肉組織を装備したバイオハイブリッド・ロボットを開発中 (2/2ページ)

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 たとえば既存の4足歩行ロボットは、整備された駐車場でなら見事な走りを見せてくれることだろう。ところが、そこから何も情報を与えずにいきなり砂利道に進ませると、途端にぎこちなくなる。

 その原因は、ロボットのアクチュエーターが柔軟性に乏しいことにある。そのために予想外の変化に対応することが下手くそなのだ。

 一方、これが人間ならとっさに反応することができる。

野原を走っていて、ウサギの穴に足を踏み入れてしまったとき、『大変だ、ウサギの穴にハマってしまった』などという足からのシグナルが脳に到達する前に、体は突然の変化に対応するべく動き出しています

 とカルヴァ博士は説明する。

 それは生物の制御システムの妙もあるのだが、その直前よりも余分に曲げ伸ばしすることで変化に対応できる、柔軟な筋肉と腱によるところも大きい。

 ロボットに筋肉を統合する最大のメリットはそこにある。

 軍用ロボットは、状況が正確に把握されたコースだけでなく、情報が乏しい未知の環境を移動しなければならないときもある。どのような状況に遭遇するか予測不能な環境では、高い適応能力が必須となる。


Army strengthens future tech with muscle-bound robots

・電気パルスや化学反応で筋肉を制御

 基本となる仕組みは、ロボットの硬いボディに筋組織をとりつけ、そこに電気パルスか化学反応でスイッチを入れるというものだ。これによってまるでバネのように筋肉を収縮させる。

 現時点ではプロトタイプすら完成していない。だが最初のモデルは、陸軍のLLAMAや海軍のLS3に似たプラットフォームが利用されるだろうとのこと。

 また陸上のロボットだけでなく、同様の技術を応用して翼を羽ばたかせて飛行するドローンの開発も検討されているとのことだ。

References:Army Explores Equipping Robots with Living Muscle Tissue - Nextgov/ written by hiroching / edited by parumo
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