現実のスーパーヒーローになると決めた男性、8年前から活動し地域の安全を守り続ける(アメリカ)

image credit:Real Life Superhero ShadowVision/Facebook
漫画やアニメの世界で活躍する様々なスーパーヒーローは、架空のキャラクターだとわかっていても、現実を生きる人たちにとって希望を与えられる存在や、憧れの存在となっている。
だが、ただ憧れるだけではなく、実際に現実のスーパーヒーローになることを決意し、それを実践している男性がアメリカのアーカンソー州にいる。
正体不明とされるその男性は、自前のコスチュームで街をパトロールし、時に住民らと交流する様子をFacebookアカウントでシェアしているが、真の目的は地域を恐怖に陥れる凶悪犯や連続殺人犯を追跡し、根絶することだという。『Arkansas Times』などが伝えている。
・8年前からリアル・スーパーヒーローとして活動する男性
8年前に、イギリスのスコットランドからアメリカ・アーカンソー州にあるリトルロックに移住してきた男性は、当時地域内で発生していた連続殺人事件の話を聞き、ヒーロー魂を激しく揺さぶられた。
以来、男性は「この地域の住民の安全は、自分が何としてでも守る」という決意とともに、リアル・スーパーヒーロー『シャドウ・ビジョン(Shadow Vision)』となり、人知れず地域の安全を守ることに人生を捧げている。
・自前の武器とコスチュームで凶悪犯に立ち向かう決意
地元メディアによると、過去1年間で同地域では連続殺人犯により3人が殺害され、1人が暴力を受けるという事件があったそうだ。
いつどこで、誰が狙われるかもしれないという不安を抱える住民たちを守るため、シャドウ・ビジョンは確かな使命を持ってパトロールを続けている。
武道のスキルを持つという彼は、スチール製ヘルメットを頭に被り、防弾ベストが組み込まれた黒いコスチュームには手錠やストラップで固定された2本のスチール製の鎌、更には背中に2本の刀を背負っており、武装した可能性がある凶悪犯といつでも対峙できる覚悟ができている。
地元メディアによると、彼はこの8年の間に「2,3件の武装強盗を止め、2人の連続殺人犯を根絶した」と主張しているそうだが、それらが事実であるか否かの検証はできなかったという。
・リアル・スーパーヒーローはFacebookアカウントも持つ
シャドウ・ビジョンは、現実のスーパーヒーローなのでFacebookのコミュニティグループアカウントを持っている。
私は、凶悪犯がこのアカウントを監視しているのを知っています。このアカウントは、彼にとって脅威となるものです。なにしろ、私が地域を隅々までパトロールしているのですからね。
必ず、奴を見つけ出し、街から追い出してやりますよ。
このアカウントには、現時点で8300人を超えるフォロワーがおり、パトロール中に出会う地元住民と記念撮影した写真もシェアされている。
市民を守る警察官ともツーショット
シャドウ・ビジョンのパトロールは徒歩で行われているようだ。これだと住民たちと触れ合う時間を持つことができても、使命においては時間的にも距離的にも制限される。
「より迅速に悪者を追跡するため」にも、従来のスーパーヒーローたちのようにクールな車があれば尚便利なはず。
ということで、理想の車を「機敏で高速なサイオン」として挙げるシャドウ・ビジョンは、車購入資金のための募金をファンに呼びかけているという。
しかし、「車がないのなら、スーパーヒーローなんだから飛べばいい」という厳しい意見もあり、なかなか順調な資金援助は得られていないようだ。
それでも、彼はこう語る。
私は車の資金や努力に対する報酬を求めているわけではありません。唯一望むのは、この地域から凶悪犯を追い出し、地域住民たちに希望を与えることです。
正義を持って悪を倒す。リアル・スーパーヒーローの使命は、今日も続行中だそうだが、毎日パトロールしてたら、働いて給料をもらう時間はなさそうだし、どうやって生活しているのだろう?
そんな謎な部分も闇の部分もあるところもスーパーヒーローの条件といえばそうなのかもしれない。
written by Scarlet / edited by parumo