GSEAでは参加者全員が自分自身の1分間のストーリーと、学びをどのように受け止めて強みにしてきたかについての経験を共有します。私の場合は、私が最初に事業を始めたときについて共有しました。具体的には、Smart start Cycle 2コンテスト（カンボジアで開催されたITビジネスコンテスト）に参加したとき、私には経験も希望もなく、失敗して知識を得ることだけを期待していました。ブートキャンプ中に何も理解できなかったのはとても辛かったですが、できることに対して一生懸命に取り組んだところ、チームがトップ5にランクインしました。この経験から、諦めずに何かしようと力を注ぐ限り、何でもできることを学びました。

正直なところ、受賞するとは全く思いませんでした。私は世界中の素晴らしい起業家に会い、彼らが成し遂げたことに驚いています。繰り返しになりますが、私は受賞しないと思っていたのに、事業の成長に心を注ぎ、賞を頂くことができました。これは私にとって大きな意味があります。なぜなら、私は世界的な舞台でカンボジアを代表し、賞を受賞したことを誇りに思っているからです。


Fixh.meについて

Seavpor Tengが代表を務めるFixh.me(フィックス・ミー)は、カンボジアで住宅修理のマッチングプラットフォームを提供するサービスで、2020年10月、vKirirom Pte., Ltd.及び3名のエンジェル投資家を受け入れ法人化しました。

カンボジアの住宅メンテナンス産業においては、様々な修理の作業内容・工数・見積金額があいまいであるだけでなく、サービス利用者とサービスプロバイダー間での都度交渉やノーショーなどのトラブルが発生するため、工事着工までに時間をようしたり、完成後に請求金額が高くなるといった課題があります。修理・見積の交渉の際に、最適な工数・金額ではなく、声の大きい側の言い分が通ることも多く、適正価格を透明化することが阻まれていました。

「Fixh.me(フィックス・ミー)」を利用することで、利用者は迅速な見積もり・修理完了が可能となり、サービスプロバイダーは入金までのリードタイムが短くなります。