白石麻衣と橋本奈々未の「孤独兄弟」とその前日譚のペアPV【乃木坂46「個人PVという実験場」第19回1/4】 (3/5ページ)
同時に、非行グループの典型的な造形など、一歩違えばコント的になりかねないモチーフをあくまでシリアスに留めるバランスにも、池田一真の個性がみえる。
■一人だけのための『制服のマネキン』
もっとも、池田はこれより以前にも、楽曲MVと個人PVをつなぐ連作を生み出している。
4枚目シングル表題曲『制服のマネキン』MVは、それまで乃木坂46の表題楽曲になかったクールでシリアスなイメージを打ち出した転機の一作である。欅坂46『サイレントマジョリティー』MVをはじめ、その後の池田の仕事にも連なるトーンが、デビュー初年度の乃木坂46作品においてもすでにうかがえる。
https://www.youtube.com/watch?v=98wrTHidYGU
(※「制服のマネキン」MV Short ver.)
当時の選抜メンバーだけでなくアンダーメンバーも撮影に参加した同MVだが、学業のため不参加だった柏幸奈のみ、同席がかなわず作品に映っていない。続く5枚目シングル『君の名は希望』で柏の個人PVを担当した池田は、今度は彼女ただ一人のためにもう一度『制服のマネキン』を撮影する。