フランスIKEAが従業員への“スパイ行為”で有罪判決、その驚くべき中身とは (2/3ページ)
ところが、偽の同僚を組合に潜り込ませたり、問題社員の奥さんを味方として寝返らせようという計画もあったというから、まるでスパイ映画さながらだ。その社員は後に、会社側の複数人の人間が訴えたことで「モラハラ」があったとして会社を追われたという。
「会社が収集していた情報には、犯罪歴や口座情報といった、通常なら個人や民間では入手できない情報も含まれていました。そこで、買収を通じて警察の秘密資料を得ていたとして、検察当局が12年4月から捜査を開始。13年11月には元CEOを含む役員3人が『個人情報収集の共謀』『職業上の秘密保持義務違反の共謀』の容疑で訴追されていました」(前出・ジャーナリスト)
そして下された有罪判決。裁判所が認定した事実としては、フランス法人と元幹部など15人が、09〜12年にかけて従業員や採用予定者に対してスパイ行為をするシステムを構築していたという。フランスでスパイと言えば、歴史の教科書に出てくる「ドレフュス事件」という有名事件を思い浮かべる人もいるかもしれない。だがこちらは冤罪だったが、今回は有罪だ。
知られるようにイケアはもともとはスウェーデン発祥の企業で、日本を含め全世界で店舗展開を行っている。