高津ヤクルト、セ界の命運をかけて「トラのお得意サマ」返上へ (2/2ページ)
それに対し、ヤクルトの高津臣吾監督は、もうしばらくガマンの采配を続けることになりそう」(プロ野球解説者)
守護神・石山泰稚の調子が上がらず、二軍再調整となった。代わって昇格してきた大下佑馬だが、ファームでは主にリリーフとして調整してきた。今季からサイドスローに転向し、それがうまく行っているようだが、一軍では未知数だ。
「小川泰弘、田口麗斗らの先発ローテーションの主軸投手が阪神戦で勝てないんです。対戦成績1勝7敗の1勝をあげたのは、サイスニードだけ。サイスニードは6月29日からの甲子園3連戦に投げてくると思われます。サイスニードで勝てなかったら、阪神打線はますます勢いづくでしょう」(同前)
ヤクルト投手陣は総力戦を仕掛けてでも阪神打線を止めなければならない。ペナントレースが最後まで楽しめるのかどうか、ヤクルト投手陣には“トラのお得意サマ”を返上してもらいたい。
(スポーツライター・飯山満)
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