抹茶と餡子のハーモニーが絶妙!夏の定番スイーツ「宇治金時」の語源を紹介
♪ふづき たなばた ところてん
プール帰りは うじきんとき……♪※やまがたすみこ「くいしんぼうのカレンダー」より
梅雨明けが待ち遠しい今日このごろ、暑くなったらよく冷やした心太(ところてん)に酢醤油と辛子(※黒蜜派もいるそうです)をつけて食べたいものですが、宇治金時(うじきんとき)も人気ですよね。
フワフワのかき氷に抹茶のシロップをかけ、その上に餡子を載せて……皆さんは、ソフトクリームも追加で載せたい派ですか?
ところで、以前「何で宇治金時って言うの?」という質問があったので、今回は宇治金時の語源について紹介したいと思います。
香り高い銘茶と、赤い餡子のコンビネーション宇治金時の宇治とは、京都府宇治市のこと。古くから「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と狭山の茶摘み唄に謳われるように、宇治は全国的に有名なお茶どころとして知られています。
実際には必ずしも宇治のお茶を使う訳ではありませんが、雅な古都の香りを少しでも感じられるネーミングと言えるでしょう。
続いて金時とは、餡子に使っている金時豆(きんときまめ。赤インゲン豆)を指し、ネーミングの由来は金太郎(きんたろう)の昔ばなしで有名な坂田金時(さかたの きんとき)。
金太郎は子供の頃から全身真っ赤で、赤インゲン豆の色が金太郎を思わせることから金時豆と命名。他にも、赤いモノに金時~とつける例があります。
昨今では小豆(あずき)を煮た餡子の方が主流かと思いますが、かつてはこの金時豆を煮た餡子が多かったようで、抹茶のほの甘い渋味と餡子のやさしい甘さが絶妙に調和し、人気を呼んだのでしょう。
終わりに【宇治金時の語源】
宇治……お茶どころとして有名な京都の宇治市
金時……真っ赤な金太郎にあやかった金時豆(赤インゲン豆)の餡子
余談ですが、7月25日はかき氷の日とのことで、制定した日本かき氷協会によると、7・2・5(な・つ・ごおり。夏氷、かき氷の別名)の語呂合わせと、当時7月25日に日本の最高気温が記録されたからだと言います。

また、かき氷が最も売れやすくなるのは気温が30度を超えた日と言いますが、出来れば今年は(も)暑さ控えめでお願いしたいところですね。
※参考:
原田泉『一日一氷 日本の四季とかき氷』ぴあ、2016年4月
福田里香『かき氷の本』主婦と生活社、2008年6月
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan