米軍ついに始まった。兵士の能力を上げる為、老化防止の薬の治験を開始

アメリカの陸海空軍および海兵隊の特殊部隊を統括する「アメリカ特殊作戦軍」通称SOCOMが、来年にもアンチエイジング薬の治験を開始するそうだ。その目的は老化によって衰えてしまう兵士の能力を維持することだ。
「安全性と用量設定についての予備試験を完了し、2022年には性能試験を行う見込み」とSOCOMの報道官は述べている。
・老化で衰える能力を薬で維持
報道官によると、アンチエイジング薬は超人的なパワーを与えるものではなく、老化によって衰えてしまう能力を改善し、ミッションに対する兵士たちの備えを強化するためものだという。
またバイオテクノロジーによってつくられた栄養補助食品的な錠剤で、兵士だけでなく、民間人もさまざまな用途に使うことができる。たとえば、持久力が増したり、怪我からの回復を速めたりといった効果が期待できるとのことだ。

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・老化によって減少する電子伝達体補給
そのアンチエイジング薬は、民間のバイオテクノロジー研究所「MetroBiotech」と共同で2018年から開発が進められている。
詳しいことは不明だが、同研究所では電子伝達体である「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド(NAD+)」の各種前駆体化合物を開発している。研究所の説明によると、これは生きているあらゆる細胞にとって決定的に重要なものなのだという。
NAD+は加齢や病気によって減少してしまうが、これがミトコンドリアの機能不全、炎症、それに付随するさまざまな疾病につながる。そこでNAD+を補ってやることで、老化や病気による体の機能低下を緩和し、健康で長生きできるようになるのだそうだ。
photo by Pixabay・人工知能関連企業との提携の噂も
なお、最近SOCOMはバイオテクノロジーだけでなく、人工知能関連の企業とも関係を深めているとのことだ。近未来の特殊部隊はバイオテクノロジーと人工知能のサポートを受けながら作戦を遂行するということだろうか。
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References:SOCOM To Test Anti-Aging Pill Next Year - Breaking Defense Breaking Defense - Defense industry news, analysis and commentary