第6回「斎藤茂太賞」が、山本高樹『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』に決定! 旅の優れた書籍を選出した「旅の良書2021」も発表 (2/4ページ)

バリュープレス

今年が第3回目の発表となる。日本旅行作家協会選定の「旅の良書」マークを、選ばれた「旅の良書」の版元へ無償で提供する。
なお、第6回斎藤茂太賞授賞式は新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえたうえ、日時等後日決定し、別途公表する。


[第6回「斎藤茂太賞」受賞作]
山本高樹『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』(雷鳥社)

[最終選考委員]
下重暁子(作家・日本旅行作家協会会長)
大岡玲(作家・東京経済大学経済学部教授)
芦原伸(ノンフィクション作家・日本旅行作家協会専務理事)
種村国夫(イラストレーター・エッセイスト・日本旅行作家協会常任理事)
椎名誠(作家・日本旅行作家協会名誉会員)(最終選考会は体調不良のため欠席)


[第6回「斎藤茂太賞」最終候補作]
■『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』山本高樹(雷鳥社)
■『もてなしとごちそう』中村安希(大和書房)
■『0メートルの旅 日常を引き剥がす16の物語』岡田悠(ダイヤモンド社)


[選評]
選考委員 下重 暁子(作家・日本旅行作家協会会長)

 『0メートルの旅』は若い著者の才気を全体に感じて、一定の評価はできるものの、ブログ的な言葉の多用と感性的な表現が跳びはねすぎている点がマイナス、『もてなしとごちそう』は、過去に大きな賞をとった著者だけあって、さすがに文章には手だれを感じるが、エピソードの集積で読後の印象が薄くなっている点が弱い、とそれぞれ評価された。
 『冬の旅』については、今回、欠席の椎名誠委員が書評で「おそろしく控えめなタイトルだが、実は非常に過酷な旅の記録。大げさな表現がないところに好感をもつ」と評しておられたが、私も同感で、淡々とした語り口、感情を抑えたさりげなさがとてもいいと思う。そして、いっしょに旅をしてくれた現地の2人の友人との人間関係が好ましく思われるのは、人がよく描けているからだろう。自分にとっては、どこどこのあの人に会いたいというのが、旅の最も大きなモチベーションになっているのだが、この著者も同じだと思う。

「第6回「斎藤茂太賞」が、山本高樹『冬の旅 ザンスカール、最果ての谷へ』に決定! 旅の優れた書籍を選出した「旅の良書2021」も発表」のページです。デイリーニュースオンラインは、ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る