「学校の忘れ物」からわかる子どものスゴイ才能とは? (2/2ページ)

新刊JP

そうした力こそ、これからの時代に求められるものです」(P78より引用)

忘れ物は確かにいけないこと。でも、失敗した時にどうリカバリーするか、困った時にどう道を切り開くかを自分の頭で考えて行動できるのは、すごい長所です。親が子どもの忘れ物に思い悩む陰で、「主体性」という何にも代えがたい能力が育っているのかもしれません。

■嫌いなおかずを食べたくないと言い張る子が持つ長所とは

誰にでも何かしら苦手な食べ物はあるもの。そして、それがたまたま給食に出てくることだってあります。

こんな時、子どもたちの対応はおおむね3種類に分かれるのだそうです。
一つは何とかがんばって食べようとする子で、このタイプは苦手なことや嫌いなことでもがんばれる頼もしい子。もう一つは「先生、絶対に無理です」とだけ言って食べない子。

ただ、この2種類のほかに、まれに「先生、生まれてから、ずっと〇〇が嫌いなの。見ているだけで気持ち悪くなってくる。〇〇だけは許して」と強く自己主張して、相手に理解を求めてくる子がいるといいます。

自分の主張が受け入れられるかもわからないし、悪印象を持たれる可能性もある。それでも訴えるべきことは訴える、というこのタイプはコミュニケーション能力が高い子なのだそう。

親からするとわがままに聞こえて「いい加減にしなさい」となるところですが、言いにくいことでも言って、説得を試みることができる点は、プラスにも評価できるはずです。

親から見たら「ウチの子、大丈夫なの!?」と不安になる我が子の行動が、実は才能や長所を示しているというケースが本書には多数紹介されています。

「お母さん、今のままで十分いい線行ってますよ」
私が声を大にして言いたいのは、まさにここです。他の人の子育ての成功例など目にしなくても、子どもたちは十分今のままで立派な大人になると言いたいのです。(P4より引用)

ともすると自信を失いがちな子育てですが、親の心配をよそに子どもは案外しっかり成長しているもの。教育現場で長い間子どもたちを見てきた齋藤さんの言葉は、子育てをする親の気持ちを楽にしてくれるはずです。

(新刊JP編集部)

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