ジンバブエの小学校に何がおきたのか?62人の生徒がUFOを目撃した「1994年ルワ事件」の真相

1994年9月19日、ジンバブエの首都ハラレの東にあるルワという町で、62人の子供たちがUFOらしきものを目撃するという事件が起きた。
目撃者はアリエル学校に通う8歳から12歳の子供たちで、休み時間に木々の間で光り輝く物体と「奇妙な人」を見たと次々に証言している。宇宙人のことを意味しているのだろう。中にはその「奇妙な人」とコミュニケーションをとったと語る子供もいた。
この小学校で一体何が起きていたのだろうか?
・1994年、ジンバブエの小学校に一体何が?
27年前の話が再び脚光を浴びているのは、英国『BCC』が最近、当時の子供たちに行ったインタビュー映像をTwitterに投稿したことがきっかけだ。
BBCが公開した映像には、子供たちの話と学校関係者の話、更には子供たちが描いた、UFOやエイリアンの絵が紹介されている。・キラキラした銀色の円盤と宇宙人In September 1994, people in the rural town of Ruwa in Zimbabwe reported a "strange craft" and lights in the sky. Around 60 children said they'd seen "aliens" land near their school playground
— BBC World Service (@bbcworldservice) July 10, 2021
More: https://t.co/hJfrULwkLG pic.twitter.com/HMXP2V1ZOI
「宇宙人だと思ったわ。大きな目をしていた」少女の1人は当時の取材動画の中で語っている。
またある少年は「木の中でキラキラ光っているみたいだった。丸くて、円盤みたいだった」と証言。これに対し記者が「戦闘機か何かでは?」と問いかけると、「ううん、丸くって円盤型をしていて戦闘機じゃないよ」と否定している。
UFOと思わしき物体は銀色で、その上や周囲にはエイリアン(宇宙人)的な存在が目撃されている。
そうした謎の人物について、「大きな黒い目をしていた」「黒い服を着ていた」などと子供たちは口々に話している。

・宇宙人とコミュニケーションをとった子供も
2008年、アメリカのメディア『news24』では、ジンバブエに赴き、当時UFOを目撃したという子供たちに取材を試みた。
彼の取材によると、宇宙人は子供たちとアイコンタクトを交わしたという。何かを伝えようとしていたらしく、世界の現状や人間が地球に行なっている破壊行為といったメッセージを受け取った子もいたそうだ。
その一方で、怯えてしまった子もいたようで、悲鳴を上げながら先生を呼びに行ったという。
「確かに何かを見たようです」
最初、教師たちはこの話を信じようとしなかった。しかし子供たちが見たものを絵に描かせてみたところ、皆同じようなものを描いたのだ。

アリエル学校の校長は『BBC』の記者に対して、「子供たちは確かに何かを見たようです。生徒に描かせた絵を見て確信しました」と語っている。
しかしそれをUFOと思うかについては、「普通でないものを見たのだとは思いますが、UFOかと訊かれると、そうは言いづらいですね」と言葉を濁している。
・周辺の町でもUFOを目撃This week! I hope you like greys cause we're investigating
— This Paranormal Life (@ThisParaLife) April 25, 2018
???THE ALIEN INVASION OF ZIMBABWE???
listen and sub on iTunes!https://t.co/AQ1sy079e6 pic.twitter.com/gXXs9J241Y
実は学校の生徒だけではなく、周辺の町でも大人たちがUFOを目撃している。
「ニワトリの囲いの上に光るものを見たわ。明るいオレンジ色の光だった」とある女性は語る。彼女によると、それは「大きな丸いボール」のような形をしており、ヘリコプターの類ではなかったという。
また別の場所では14人が一緒にそれを目にしている。そのうちの1人である男性は、「見上げたら、丘の上からそれがやってくるのが見えました」と証言する。
その光は突然、赤っぽいオレンジ色をした2つの大きな球に分かれたという。男性は最初エンジンを2基搭載した飛行機かと思っていたが、音がまったくしなかったそうだ。・謎が謎を呼ぶUFO集団目撃事件、専門家の見解は?
news24によれば、ハーバード大学の精神医学者ジョン・E・マック教授も当時、このルワ事件の調査に乗り出していたという。
同教授はT・E・ロレンス(アラビアのロレンス)の伝記でピューリッツァー賞を受賞するほどの高名な学者だった。しかしUFOや宇宙人に関心を持つようになって以来、学会から白眼視されるようになったそうだ。
終身在職権を手にしているほど実績のある人物だったにもかかわらず、彼の診療や研究を検証するために調査委員会まで組織されることになった。このような事態は、ハーバードの歴史でも前代未聞だったという。
もちろんこの話に懐疑的な専門家もいる。「UFO Sightings:TheEvidence」の著者であるロバート、ロバート・シェイファーは、この事件について「要するに証拠が何一つないということです。子供たちがこのような話をするように大人たちに刷り込まれたのかどうかもわかりません」と語る。
シェイファーは他にも、子供のいたずらが発端だったかもしれないという。年長の子供たちが年少の子供たちに「目撃情報」を伝え、それが広まり噂になるというシナリオを考えた可能性も指摘する。 Zimbabwe School UFO 1994・彼らが見たものは?
子供たち、そして住民らの多くが目撃したと語るこの物体は何だったのか?果たして本当にUFOや宇宙人なのか?
人間の脳は簡単に偽の記憶を作り上げてしまうことがわかっている。しかも断片的ではなく特定の出来事「全て」を作り上げてしまう事もあるそうだが、とはいえこれだけ多くの人が同じ情報を共有しているのはいささか不可解だ。
真実がそこにあるかどうかを決めるのはあなた次第だ。
References:The day the aliens landed / Film takes closer look at African UFO ‘Sighting’ – Boston Herald / written by hiroching / edited by parumo