伊藤万理華「なぜか気になる」不思議な存在感の秘密とは? (2/2ページ)
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伊藤万理華
あと単純に、ポッドキャスト録音時につけるヘッドホンは彼女の丸顔によく似合う。
そして、エンディングのダンス。バレエを習っていたという彼女が松屋や餃子の王将などチェーン店の中でエンディング曲に合わせて踊るそれは、毎回少しずつ異なるのだけれど、毎回とても楽しい。この魅力がなんなのか、私にはまだよくわからない。語る言葉が見つからない。彼女のことをもう少し知ればわかるのだろうか。
と、伊藤万理華についていろいろ調べていたら、YouTubeのおすすめ動画に彼女の映像が出てきた。乃木坂46の公式チャンネルにあがっている彼女の映像作品『はじまりか、』。公開は2018年。記事執筆時点で574万回以上再生されている本作を、こんな記事を書いておきながら未見だったのも不見識の謗りを免れないのだろうけれど。
伊藤万理華 『はじまりか、』
https://www.youtube.com/watch?v=3HV5I2OCbjw
乃木坂卒業前に撮影されたこの作品。そこで、まだ髪の長い彼女は、1カット長回しで歌い、踊り、街の中を移動する。私は彼女のことをよく知らなかった。いまでも彼女についてそんなに知っているわけではない。が、その数分の映像に、なんだか心を打たれてしまう。語るような歌声と躍動する身体。映像に残る足音。「一歩 一歩 一歩」というシンプルなサビのフレーズ。自己表現を通じて確実に一歩ずつ前に進んでいく彼女の姿には、ファンを超えて見る者を惹きつける普遍性が宿る。
同作の中で、彼女はこう歌っていた。
「こんな変な私だけど 見つけてくれてありがとう/どうして私を選んだの?/どこから巡って辿り着いたの?」
私は、主演ドラマを巡って彼女に辿り着いた。8月には主演映画『サマーフィルムにのって』が公開予定だ。「一歩 一歩 一歩」と確かな歩みを重ねてきた伊藤万理華に、これからも多くの人が巡り巡って辿り着くことになるのだろう。
(文・飲用てれび)