薬師丸がキスシーンで原田知世に完勝 アイドル史に残る「覇権争い」10番勝負(1) (2/2ページ)

Asagei Biz

2人とも「角川映画」の専属で、テレビに出ることも少なく、映画で会えるアイドルに君臨。芸能評論家・織田祐二氏が分析する。

「83年に公開された薬師丸主演の『探偵物語』と原田主演の『時をかける少女』の2本立ては最高すぎた。ただ、社会現象になった『セーラー服と機関銃』(81年)を入れると、薬師丸に軍配が上がるかと思います」

 まだ10代だった2人を目当てに、映画館に長蛇の列ができる。それが年に2度ほどあるのは、日本の映画史においても稀有なことだった。

「まあ、初期の原田の棒読み演技は苦笑ものでしたが、薬師丸は若くしてしっかり演技。肌着姿になって松田優作とベッドに入るとか、ある程度、体も張っていた。キスシーンも薬師丸が上でした」(前出・織田氏)

 ただ、水着グラビアが当たり前の80年代にあって、2人に関してはそれが皆無。きちんとブレーキをかけていた。

「ファンも見たいと思わなかったんでしょう。映画の質重視で、映画アイドル女優が最高に輝いていた時代です」(前出・織田氏)

 驚くべきは、薬師丸ひろ子原田知世も今なお、第一線の現役女優であること。チケットを買って劇場に詰めかけたファンの視線に対し、50代になっても変わらず、きちんと責任を果たしていると言えそうだ。

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