五輪野球でガックリ…「兵役」制度が韓国社会を分断させるワケ (2/3ページ)

Asagei Biz

但し、アスリートはオリンピックでメダル(金、銀、銅問わず)を獲得すれば、兵役が事実上免除されます。そのため、兵役を控える若手選手たちにとってメダル獲得は絶対条件。そんな状況で挑んだドミニカ共和国との最終戦でまさかの逆転負けを喫し、計7人の韓国人選手の兵役が確定しました。しかし、そもそも3位決定戦の前の時点で韓国世論の一部では、因縁の相手である日本に続いてアメリカにも敗れ、あまつさえ本戦に6カ国しか出場していないのに銅メダルを獲ったくらいで、兵役免除されるのは解せないという声も聞かれました。韓国では軍隊内部での厳しい訓練、いじめや虐待行為などがたびたび報じられており、兵役は苦役とみなされている。それなのに、大して活躍もしていないアスリートが免除されるとなれば、国民から妬まれるのは必至。実際にこれまでも芸能人やアスリートの不正な兵役逃れが起こり、問題となってきました」

 韓国社会では年々、兵役制度の歪みが大きくなってきているという。

「本来、20代といえば、成長意欲に溢れ様々なことを吸収できる時期。その時期に兵役を経験することは、キャリアの断絶を意味します。特に現役寿命の短いアスリートの場合、兵役を回避できるか否かは死活問題。また、現在韓国では女性の社会進出が進んでいる一方で、兵役を終えた20代男性の就職は厳しくなっています。男性にしてみれば、自分たちが兵役に就いている間に女性は着々とキャリアを築き、差をつけられている状況。企業で働く会社員が在職中に兵役に就くケースもありますが、在職中は後輩だった女性が、兵役を終えて会社に戻ってきたら上司になっていた…なんてことも。兵役後に留学や資格の勉強など学業の続きを行う場合は、ますます男性の自立が遅れる。

「五輪野球でガックリ…「兵役」制度が韓国社会を分断させるワケ」のページです。デイリーニュースオンラインは、北京オリンピック兵役東京オリンピック韓国社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る