歯科医院の経営に最も大事な「力」とは何か? (3/3ページ)
――河野さんは本書に書かれているようなマーケティングや経営のノウハウについてどのように勉強されてきたのでしょうか。
河野:最初に勤めた歯科医院で学んだのが大きいと思います。そこにいた先生が経営、スタッフの教育、技術という3つを厳しく教えてくれたんです。私自身、最初に勤める歯科医院が勝負だと思っていたので、ラッキーだったのかもしれません。独立したときもその先生の真似から始めました。
独立した後は、広く展開している歯科医院に見学しに行ったりしました。やはり学びは真似から始まるといいますか、真似できるところは真似をする。その上で、真似できない部分が出てくる。それがその人のオリジナルの部分であって、私にもそういう部分があるのだと思います。
また、歯科医院の先生だけでなく、いろんな業界の経営者にお会いする時間をつくりました。それで歯科業界の状況と対比できるようになるわけですが、歯科業界そのものの規模が小さい一方で、他業界の方々が歯科業界に参入してもなかなか上手くいかないという話を聞いて、歯科医師として私が歯科業界をまとめる役目を担っていかなければいけないと考えました。
――河野さんは能動的に他業界から学び、勉強されたりしたんですね。
河野:そうですね。人に会うだけでなく、本も読みましたが、やはり一番勉強になるのは、会って話すことですね。そこにチャンスがあると思っていますし、自分自身の考えをぶつけることもできるから思考の整理にもなるんです。
――では最後に、本書をどのような人に読んでほしいとお考えですか?
河野:もちろん歯科業界の方にも読んでほしいのですが、歯科業界以外の方にも是非読んでほしいと思っています。
あまり難しいことは書いていなくて、明日からできるようなことを書いたつもりです。最近会社全体で元気がないとか、何かちょっと気持ちを変えたいとか、お金が心もとないとか、そういう時期ってあると思うんです。そういう状況に困っている経営者さんがすぐに取り組めることが書かれているので、ぜひ読んでいただいて、真似をしてもらえれば幸せですね。
(了)