金与正氏の口調が優しくなった!?「ポエム調談話」の裏事情とは (2/2ページ)
ジャーナリストが続ける。
「北朝鮮経済はいま、経済制裁、新型コロナウイルスを防ぐための中朝国境閉鎖、今夏の干ばつ・水害と、『三重苦』にあえいでいます。食糧難のため、軍に備蓄してある米を国民に販売し始めており、来年初めまでに400万トンを放出する計画があるのとの報道もありました。7月27日に、南北通信線の復旧に応じたのも、韓国の文在寅大統領の先にいるアメリカとの対話に何とか繋げたいから。そんな中、米韓軍事演習についていつものように苛烈な言葉で罵れば、せっかく復旧させた南北通信線の糸も切れてしまうかもしれない。とはいえ、軍事演習を傍観すれば軍部や国民から『弱腰』との誹りも受けかねない。そのあたりのどっちつかずな複雑な思いが、ああいった抒情的な表現につながったのではないでしょうか」
少なくとも与正氏の性格が優しくなった、なんて単純な話ではないようだ。
(灯倫太郎)
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