『ちゃお』に“閲覧注意”の少女漫画が登場!?「青年誌顔負けのディストピア」 (2/2ページ)
「笑顔の世界」だけじゃない! 尖りまくった少女漫画
「笑顔の世界」ほど暴力的なテーマに正面から向き合った作品は、そう多くはない。しかし実は少女漫画界では、他にも「過激すぎる」と話題の作品が現れたことがある。その作品とは、小中学生の女子がターゲットの月刊誌『なかよし』で連載されていた『秘密のチャイハロ』だ。
物語の舞台となるのは、子ども専用のハローワーク「チャイハロ」。極度の貧困家庭に育った小学4年生の主人公は、大金を掴むためにさまざまな仕事に手を染めていく。この仕事というのがかなりエグイ内容で、少女が大切にしている愛犬の殺処分を命じられたり、仕事に失敗して炎の中に突き落とされたりと波乱万丈。
現代の日本にも通ずる「子どもの貧困」をテーマとしているのだが、大人向けのサスペンス映画と比べても遜色ないほどの過激な描写に満ちている。それほどまでに、現代では貧困が身近でリアリティのあるテーマとなっているのかもしれないが…。
いずれもたんに過激なシーンを描くことが目的ではなく、その奥に深いテーマがあることがハッキリしている。「少女漫画だから」という色眼鏡で捉えるのではなく、新時代を切り拓く意欲作としてチェックしてみてほしい。
文=野木
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