「こんなの初めて!」が恋を加速させる理由 (3/3ページ)
なんか、自分も生きてていいんだよって言われてるみたいで」
無償の愛を受けて育ったカホコが言うからこそ、深みが増す。
誰かに必要とされていると思うだけで、強くなれることがあるだろう。その“誰か”を探すために、私たちは恋をするのかもしれない。
生活の三大要素は“衣食住”だが、それに“愛”が加われば、世界はもっとパワフルになる。どんなにつらくても、ちゃんと寝て、ちゃんと食べて、好きな人の手を離さないで生きていきたい。
決して忘れたくない温かさが、『過保護のカホコ』には詰まっている。
(文:菜本かな、イラスト:タテノカズヒロ、編集:高橋千里)