エンゼルス・大谷、契約延長なら270億円以上をゲット? 球団はベテラン切りで資金を捻出か (1/2ページ)
エンゼルスの大谷翔平選手が今季20個目の盗塁を決めたのは、8月29日のこと(日本時間)。「40本塁打、20盗塁」は日本人メジャーリーガーとしてだけではなく、エンゼルス史上初。このまま本塁打数を伸ばしていけば、メジャーリーグ史上、過去3人しかいない「50本塁打、20盗塁」の快挙達成となる。
「チームは完全に優勝争いから脱落してしまいましたが、大谷効果でしょう。観客動員数などエンゼルスへの注目度は一向に落ちません」(現地関係者)
そんな“福の神”の大谷に2つの難題が降りかかってきた。
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「ロイヤルズのサルバドール・ペレス捕手が5試合連続アーチを放つなど、本塁打王争いトップの大谷を猛追してきました。両者は3本差、大谷に対し、対戦チームのマークが厳しくなっているので、一時的な逆転もあるかも」(米国人ライター)
大谷に本塁打のタイトルを獲ってもらいたいとする米国ファンもかなり多い。しかし、2つ目の難題はこれからが“本番”だ。
エンゼルスの球団地元紙オレンジカウンティー・レジスターが「読者からの質問」と称し、なる記事を特集した。
「読者からの質問を取り上げ、それに答える形で取材がされていましたが、大谷の契約延長は、米メディアが最も知りたいことでもあるんです」(前出・同)
大谷は20-21年オフに「2年850万ドル」(約9億4000万円)の契約を結んでいる。メジャーリーグでは終了前に新規契約の話し合いを始めることも多く、エンゼルスには「主砲のマイク・トラウトと前契約を満了する2年前に延長の新規契約を結んだ」という“実績”もある。
そのため、「大谷を本気で引き止めたいのなら、新規契約の交渉を始めなければならない。遅すぎるくらいだ」と、米メディアは睨んでいた。