【ネタバレ★マーベル批評】シャン・チーはドラゴンボール要素満載! MCU病から脱却で良作「続編でジェット・リー出演か」「ロキや量子世界と関連か」 (2/5ページ)
それらのクロスオーバー要素は(マニアとしては欠かせない要素だとしても)この物語の本筋にダイレクトな影響を与えるものではなく、たとえマーベルファンでなくとも「MCUのクロスオーバー部分」を単体作品として楽しめるようしっかり配慮されている点を高く評価したい。マーベル映画はマニアのものだけではない。それを制作陣がしっかり理解した作品になっているわけだ。
・ドラゴンボールのバトル感が生かされたハリウッド映画の複数の作品が、日本の漫画アニメ作品「ドラゴンボール」のバトル要素を取り入れようとし、そして失敗してきた。たとえば「マトリックス レボリューション」は失敗した代表作だし、実写版「ドラゴンボールレボリューション」もそうだ。
実写になるとイマイチ、迫力に欠け、そしてダサさが目立つドラゴンボールのバトル要素だが、ついに「シャン・チー/テン・リングスの伝説」でドラゴンボールのバトル感が生かされたといえなくもない。どうすればドラゴンボール的なバトルを実写とCGで迫力ある描写にできるか、徹底して考えられていると感じた。
・アントマン&ワスプ: クアントゥマニアへ!?マニアックな視点で作品を観れば、どんどん掘り下げられるポイントがあるのも「シャン・チー/テン・リングスの伝説」の魅力のひとつだ。シャン・チーが父から受け継いだ、1000年以上の時を経て存在するリングは、チタウリ由来でもヴィブラニウムでもないという。少なくとも現時点では、今までのMCU作品に出てきたことがない物質で作られているとされている。さらに、リング内部から信号が発信されているという。
このリングの正体に関して、ディープなベルマニアは「アントマンで明かされた量子世界が関係している可能性が高い」「時間と空間を超越した量子世界由来のリングで、その信号は時間と空間を超越した、我々が知っているあのマーベルキャラが発していると思われる」と話す。確かに量子世界は時間と空間を超越したものだ。