タイミングベルトとタイミングチェーンっていつ交換するの?重要パーツのアレコレ! (1/5ページ)
現在主流になっているSOHC・DOHCエンジンには、タイミングベルトやタイミングチェーンが採用されているのを存じかと思います。
オーバーヘッドカムシャフト(OHC)エンジンには、このベルトやチェーンが必ず使用されているということです。エンジンを稼働させるのに非常に重要なパーツでもあります。
ここでは、重要パーツでもあるタイミングベルトやタイミングチェーについてのお話をしていきます。
■タイミングチェーンとタイミングベルトの役目って?https://twitter.com/MT0929796540/status/1268314963157766144
まず、タイミングベルトやタイミングチェーンに関するお話の前に、少しエンジンのお話をします。
その昔は、オーバーヘッドバルブ(OHV)といって、エンジンに空気と取り込み、燃焼後のガスを排出するバルブをプッシュロッドで行っているエンジンが主流でした。
このOHVエンジンは、一定の低回転で走行するには非常に適したエンジンであるため、広大な土地を走行するアメ車などでは現在でも採用されています。
その後バルブをクランクシャフトの回転を利用し、ベルトやチェーンでカムシャフトを介して駆動するOHVエンジンが登場しています。このエンジンは、OHVより高回転での稼働ができるようなエンジンでもあります。
■そもそもタイミングチェーンとタイミングベルトが存在する理由って?https://twitter.com/kayurisa/status/1394941153972158465
OHCエンジンの登場で、まずタイミングベルト式のエンジンが1962年ドイツ小型乗用車「グラース1004S」で採用されています。その後OHC(SOHC/DOHC)の普及に伴い、静寂性のあるタイミングベルトが、1970年代から2000年代前半まで多く採用されています。