これは防げない!?高級車200台窃盗犯のハイテク手口「CANインベーダー」とは? (2/2ページ)

Asagei Biz

リレーアタックの場合も、電波を中継するまでに時間を要し、途中で見つかるケースも少なくありません。ところが、キャンインベーダーは、モバイルバッテリー型の小型機器を車に接続して、『CAN』と呼ばれる制御システムに侵入し、それを不正に動作させ、ドアロックを解除してエンジンを始動させて車を盗むため、犯行にかかる時間はほんの数分で済む。逮捕された2人は車のフロントバンパーを外し、ヘッドライトの裏側にコードを接続し、CANを操って解錠、エンジンを作動させて盗みを繰り返していたとされますが、被害者の多くが全く物音に気付かなかったと証言していますからね。犯行がごく短時間で行われていたことは間違いないでしょう」(前出の記者)

 2人は県警の調べに対し、「機器は知り合いから約200万円で買った」と供述しているが、報道を受けSNS上では、《200万円で買えるなら、模倣犯がどんどん出てくるのでは?》《某新型高級車の指紋認証も発売前に破られたし、デジタルに頼ると簡単にデジタルで破られるということか》《いくら高度になっても必ずそれを解析する人が居る。結局はいたちごっこだな》といったコメントで溢れた。

 前出の記者が語る。

「CANはエンジン制御や故障診断などに使われるシステムなどで、車の内部に張り巡らされています。ただハイテクと言えど、しょせんは機械なので何らか方法で悪用されれば全てをコントロールされてしまう。そして、技術が進歩すればハッカーも進歩し、後出しで解析できるハッカーの方が有利。盗難を防止するためには、頑丈なタイヤロックで固定するなどの対策が必要になってくるわけで、最後はやはりアナログかもしれませんね」

 ハイテクで制御された車はローテクで守る! 近々、そんな時代がやってくるかもしれない。

(灯倫太郎)

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