関西「1万円ニセ札工場」にリアル潜入(2)ニセ札の印刷自体は中国で (2/2ページ)
「ニセ札のことが知りたいんでしょ。これ全部、ニセ札ですよ」
驚くべきことに、全てに三菱東京UFJ銀行(当時)の帯がついた代物である。
「これがですか‥‥」
「この本物の札と比べてみてください。まったくわかりませんから」
確かに、ニセモノだと告げられなければ、何の疑いも抱かないだろう。彼の丁寧な物腰ながら自信満々な様子と、いきなり核心の現物を突き付けられたことで武者震いが止まらない。
「中国製のドラマを収録したビデオテープの中に仕込んで、日本に送らせてますよ。中国経由の輸送は厳しいんですが、ドラマや映画など文化系のものであれば、意外に緩いんですよ」
「は、はぁ‥‥」
(フリーライター・丸野裕行)
*「週刊アサヒ芸能」9月23日号より。(3)につづく
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